ブックタイトルagreeable 第13号(平成22年1月号)

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概要

agreeable 第13号(平成22年1月号)

5 Agreeable 2010/1員内で伸び悩んでいる現在、今後の運用方針を考える際に注目すべき数字かと思います。最後に展示物について今後の要望を聞きましたが、その結果は、換気扇、防蟻製品、アメリカカンザイシロアリの駆除方法を示したパネルなどがあげられました。具体的なシロアリ対策を知りたいということかと思い、今後の参考にしていければと考えます。3.技術セミナーについて今回の展示会に合わせて、シロアリ防除に関する技術セミナーを2件開催しました。ここではその結果について報告します。今回開催したセミナーは以下の2題です。①平成21年11月11日(水)16:00?16:45「アメリカカンザイシロアリの生態と防除」(京大生存圏研究所・吉村剛先生)②平成21年11月13日(金)15:00?15:45「アメリカカンザイシロアリの被害実態と調査方法」(㈱関東白蟻防除・南山和也氏)参加者数は①が37名、②が40名と、いずれもほぼ満席に近い状態で、近年注目されているアメリカカンザイシロアリの被害と防除への関心が高いことが伺われる結果となりました。両セミナーの参加者にアンケートを実施しましたが、そのうち、セミナー内容について聞いた結果が表7で、「大変参考になった」(57.7%)と「少し参考になった」(42.3%)とを合わせると参加者全員が何らかの意味で参考になったと答えており、この問題への関心の高さが改めて浮き彫りになった感があります。この問題に関しては、今後も定期的に建築、住宅関係者へ情報を発信していく必要があるのではないでしょうか。また、今後のセミナーテーマについて要望を聞いたところ、やはりアメリカカンザイシロアリに関するテーマが多く、「より具体的な駆除法あるいは予防法が知りたい」「より詳しい研究結果が知りたい」などがあげられました。アメリカカンザイシロアリ以外では、「工務店とシロアリ防除業者の協力関係設立について」「5年ごとの再処理法について」「ベタ基礎での被害率について」などがあげられ、幅広くシロアリに関する技術情報が知りたいと感じているとの印象を受けました。なお、セミナー参加者にも蟻害腐朽検査員制度への関心度を聞きましたが、その結果は表8のとおりで、9割近くの人が「関心がある」と答えており、先のブース来場者の結果と合わせて、今後の建築側への広報が重要であるとの感触を得た次第です。4.最後に今回のジャパンホームショーへの参加は協会本部としては初めての試みでした。いろいろと手探りで進めた部分が多かったのですが、来場者数やアンケート結果などからみて、まずは成功裏に終了したと評価していいのではないかと考えています。今回の経験を踏まえれば、次回以降はより効率よく、かつ低コストで参加できるようになると思われ、会員諸氏のご理解、ご協力をいただいて、継続して建築側へ情報発信していくことが重要ではないかと愚考します。なお、最後になりましたが、今回の展示やセミナー開催にあたっては、多くの方々のご協力をいただきました。紙面の都合でそれぞれの方々のお名前を記すことができませんが、ここに深く感謝の意を表します。表7 今回のセミナーはあなたのお仕事等に参考になりましたか回答% 回答数大変参考になった少し参考になったあまり参考にならなかった57.7%42.3%0.0%30220表8 蟻害・腐朽検査制度への関心について回答% 回答数関心は無い関心がある利用してみたい9.3%87.0%3.7%5472写真1 協会の展示ブース