ブックタイトルagreeable 第14号(平成22年4月号)

ページ
12/18

このページは agreeable 第14号(平成22年4月号) の電子ブックに掲載されている12ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

agreeable 第14号(平成22年4月号)

Agreeable 2010/4 10中国支部でも文化財(建造物)の蟻害・腐朽検査の実施に向けて動き始めました。まずは広島県支所が、2月下旬に広島県教育委員会へ関係書類を整えて面談し、協力を要請しました。当支部は広島県、山口県、岡山県、山陰の4支所で構成され、各支所が主体となって地域の実情にそった活動を進めています。その現状と取り組みを各支所から紹介します。アメリカカンザイシロアリのNHK取材に協力 (広島県支所長・中原茂生)中国地方でアメリカカンザイシロアリが発見されたのは広島県福山市内でした。平成3年、新種のシロアリではないかと当協会本部へ虫の鑑定を依頼したところ、まさに中国地方では初めてのアメリカカンザイシロアリと判明しました。その後、一部の地域を中心に次々と発見され、被害の拡大が報告されるようになりました。広島県支所としてしっかり対応する必要があると、平成19年10月に被害のあった家を中心に現地研修会を開催しました。平成20年、21年と研修会を重ねて、その被害状況や駆除方法等の認識を高めていきました。その中で、平成21年1月19日に放映されたNHK「クローズアップ現代」の取材で、2日間にわたる福山市内でのロケに協力しました。今後とも広島県支所会員の知識、技術向上のために研修会を続ける予定です。増える悪徳訪問販売に県など消費センターとの協力を強化(山口県支所長・奥田義明)最近の訪問販売による山口県および市町村消費相談窓口に寄せられる相談内容が、手を変え品を変えて複雑な「だましのテクニック」になってきております。大体の問題となる訪問販売業者は、九州地区から山口県内に入り込み活動を活発化させてきております。これは20数年前に悪徳訪販「換気扇」を中心として、警察の捜査線上にあがっていた業者が取っていた手法と似ているようにも思える販売方法です。最近の特徴としては「下水道管の清掃」、「水道管からの水漏れ点検」、「建物外部からわかる換気扇の点検」などをサービス点検と称して床下に入り込むなどして床下調湿剤、床下換気扇、カビ除去をもちかけて、通常では考えられない金額で契約しています。最たるものは80歳をこえる女性宅(20坪の平屋住宅)の場合、換気扇が8台、床下調湿剤が3業者三重に土の上に撒かれているだけの事例です。床下補強金具数10本がグラグラする状態で取り付けられ、でたらめな状態でした。総額数100万円の請求を受けていたようで消費センター等からの依頼で調査しました。結果としては、行方がわからない業者を除いて消費センターの介入により金額的にも数10万円で解決したようだと聞きました。近年、九州方面からの悪質訪問販売業者の展開に消費相談窓口は頭を痛めているようです。広域にわたる悪徳情報を交換し、即応出来るよう当協会体制作りが早急に必要であると痛感しているところです。アメリカカンザイシロアリの研修(岡山県支所事務局・三宅 忠)岡山県にはアメリカカンザイシロ(社)日本しろあり対策協会 中国支部支部長 西川加禰中国支部各支所の現状と取り組みアメリカカンザイシロアリのNHK取材に協力(広島支所)研修会(岡山支所)