ブックタイトルagreeable 第16号(平成22年10月号)

ページ
2/20

このページは agreeable 第16号(平成22年10月号) の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

agreeable 第16号(平成22年10月号)

foreword発行:社団法人日本しろあり対策協会表紙写真高知・桂浜環境とコンプライアンス① ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1新法人移行特別委員会活動報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2床下換気扇設置に係る法規制について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4より開かれた「研究発表会」を目指して ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6第32回ジャパンホームショー出展に際して ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7小笠原におけるイエシロアリの群飛 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8四国支部 最近の取り組み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10人文虫学② ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12この人 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13アリ用ベイト剤マックスフォースクァンタムの特長 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14第53回全国大会は四国支部の担当で平成22年11月12?13日の間、大河ドラマ「龍馬伝」の舞台であり坂本龍馬生誕の地として知られる高知で開催することになりました。維新の礎を築いた幕末の志士、坂本龍馬が日本の政治を変えようと奔走している間にどのようなことを考え行動したのか、そこへ繋がる生い立ちと境遇、そして33年の生涯を閉じることになった近江屋事件後のわが国の施政にどのような影響を及ぼしたのか等々興味は尽きませんが、近代日本の変革をリードした人物の生き様をいろいろなものと重ね合わせて考える絶好の機会ではないでしょうか。シロアリに関わるさまざまな事業の展開にヒントを与えてくれるものや皆さんの人生の糧となるようなもの等々があるかもしれません。周辺には高知県立坂本龍馬記念館をはじめ龍馬ゆかりの地の他、四国霊場や五台山、清流四万十川、土佐の一本釣り、足摺岬、室戸岬などの観光スポットも多数存在しますので、この機会に存分に高知をお楽しみいただければと思います。さて、今回の高知大会のメインテーマは「地震とシロアリ」としました。30年以内の発生確率が高いといわれている南海地震と東南海地震では、約50万戸の家屋が全壊すると予測されており、シロアリの被害がこの自然災害に関わるとすれば、この度のメインテーマは時宜を得た課題と考えています。日本史上最初の地震は日本書紀に記述されており、西暦416年8月23日に遠飛鳥宮(現・奈良県明日香村)での観察記録が残されています。同地では599年5月28日にも地震が発生して家屋が倒壊し、これがわが国における地震災害の最初の記録とされています。以降今日まで、マグニチュード7以上で死者・行方不明者の被害をだした地震は238件発生しており、日本は世界有数の地震大国として知られています。近世紀の大地震としては、関東大震災(1923年9月1日)があり、死者・行方不明者は約14万人にのぼりました。また、木造建築物の多い密集市街地を襲った関東大震災では、損失家屋は57万戸を越え、シロアリ被害も家屋の倒壊と人的被害の拡大に少なからず影響を及ぼしたとみられています。1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災でも、神戸市東灘区では倒壊した住宅の80%に腐朽やシロアリの被害があったと報告されています。多くの人命と家屋が失われる自然災害「地震」には、物理的な破壊だけでなく生物学的な影響も及ぶとすれば、防蟻・腐朽処理に関わる技術を開発・普及するなど予防原則(転ばぬ先の杖)を前提とした対策を真摯に考える必要があります。今回の高知大会が、業者、事業者、行政担当者、政治家、一般市民に地震とシロアリ被害に関わる情報や技術を提供し、この問題に対する関心を高め予防原則の理念を社会に定着させる端緒となることを期待しております。今年は、徳島の「ウエルカメ」、高知の「龍馬伝」、松山の「坂の上の雲」と人気テレビ番組が朝夕のお茶の間を楽しませ、異例の四国ブームを巻き起こしています。今回の大会に参加していただいた皆様には、勉強や情報収集だけでなく、四国ブームの発祥地まで足を延ばすなど、四国の魅力を満喫していただけたら幸いです。多数の御参加をお待ちしております。末筆になりましたが、今大会の開催にあたり、会員の皆様をはじめ関係各位からご支援・ご協力を賜りましたことに厚く御礼申し上げます。高知でまちゆうぜよCONTENTS Agreeable 2010/10第53回全国大会は坂本龍馬ゆかりの地高知で―地震とシロアリ―四国支部長田辺信介