ブックタイトルagreeable 第19号(平成23年7月号)

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概要

agreeable 第19号(平成23年7月号)

9 Agreeable 2011/7会員のページ巣があるのではないかというところまでは絞り込めました。この場所は、建物の外周において日の出から日没まで日当たりの良い場所に位置しています。また、この場所は南西角には散水栓が立ち上げられており、水取りには絶好の環境が整っています。ほぼこの位置と判断し、駆除施工を行っています。周囲の環境は、標高50?60mの台地に広がる田園地帯で砂礫土質の土地に建物が建てられていました。周りに目立った植栽はないが、その昔は雑木の防風林だったのかもしれません。駆除施工3月に入り駆除作業を行いました。処理内容は以下の通りです。南側被害箇所を中心に犬走り(写 真5)・外壁(写真6)・玄関ポーチ・エントランス(写真7)・玄関土間(写真8)・ドア枠・スロープ部(写 真9)・住宅側玄関壁体内被害箇所近辺木部(写真10 )・床下被害木部穿孔注入処理を行い、床下土壌処理(ベタ基礎)・床下木部吹き付け処理・2F点検口より1F玄関側天井裏の吹き付け処理を行っています。内壁処理ではなく外壁処理としたのは、内壁が木製で木部に穿孔するよりは、外壁が陶製タイルであったため、タイルの目地部に穿孔した方が景観を損ねにくいとの判断によるものです。通常、ヤマトシロアリでは、玄関エントランス部やスロープといった箇所の薬剤処理は行いませんが、今回被害をもたらしたシロアリがイエシロアリであり、これらエントランス部や犬走り下、に本巣がある可能性があることから重点的に穿孔注入処理を行っています。また、住宅側玄関部では、玄関内クローゼットとタタキ部との隙間よりシロアリが侵入してきていましたので、タタキ部タイル角が欠けるリスクは有りましたが、際部への穿孔注入処理を行っています。写真4 最初の侵入に使用した蟻道写真6 外壁処理 写真5 犬走り処理 写真9 スロープ処理 写真8 玄関土間処理 写真7 エントランス処理写真10 分巣部周辺処理