ブックタイトルagreeable 第19号(平成23年7月号)

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概要

agreeable 第19号(平成23年7月号)

Agreeable 2011/7 4テーマ「環境とシロアリ」第54回全国大会は、日本しろあり対策協会現体制下で最後の全国大会支部開催であり、テーマもそのことを踏まえて21世紀の重要課題でもある「環境」を掲げ設定しました。シロアリ業界は、薬剤の変遷、防除工法の進展、住環境の変化に伴う処方の対応等々、会員は「人」、「家」、「環境」に配慮しつつシロアリ防除に関わって参りました。状況は常に変化するものであり四方八方にアンテナを張り巡らし、情報をキャッチしそれを共有して事に当たらなければなりません。沖縄県、取分け宮古群島は台風銀座とも言われ、年々上陸する台風と闘って参りました。台風対策としてRC工法の家を造り、重厚なアルミサッシをセットして豪風・豪雨を凌いできました。また、屋内は床組み、壁、天井は木質構造で、沖縄主流の獰猛なイエシロアリにも対峙しなければなりません。併せて、宮古島市には1772年の「明和の大津波」による2,548名の被害者を出したという記録もあり、地震とも無縁ではありません。国内唯一の亜熱帯性・大洋気候の沖縄県宮古島市で「環境とシロアリ」を大いに語ってください。講演会と研究発表会今回の講演は、宮古島気象台の気象台長・小林俊彦氏による「地震と津波そして亜熱帯性気候」と那覇市立中学校教諭で、現職の安田いち子先生による「環境教育とシロアリ― 中学校理科での取組みを通して―」の2題です。小林俊彦氏によると東日本大震災のこの時期に、職務上地震と津波は避けて通れない命題であるという。その上で、沖縄の地理的条件での亜熱帯性気候についても触れていただきます。そして、安田いち子先生は現職の理科教師として、授業の中で「しろあり」をどう位置付けて展開しいくか、公益社団法人を目指す本協会としても興味深い話であります。第54回全国大会 沖縄宮古島市開催(社)日本しろあり対策協会沖縄支部事務局長 島袋 敏雄大会のテーマは「環境とシロアリ」について―温暖化 台風 地震 集中豪雨 大気汚染 住宅環境(気密化と断熱)等―沖縄のサンゴがあぶない復元された首里城正殿宮古島市のシンボル東平安名岬