ブックタイトルagreeable 第20号(平成23年10月号)

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概要

agreeable 第20号(平成23年10月号)

foreword発行:社団法人日本しろあり対策協会表紙写真宮古島前浜ビーチの夕暮れ「agreeable」リニューアルについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1東日本大震災から半年が過ぎて 被災地は、今 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2新法人移行特別委員会活動報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4仕様書委員会の検討課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6「防除士の目視」屋根うらの生きもの悪役はいた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8アメリカズカップに魅せられて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10第33回ジャパンホームショー2011 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12中部支部発! 30周年記念事業開催される ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15公益法人化に向けた広報・普及活動の見直し ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16シバンムシ類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18第54回全国大会を沖縄支部が担当し、平成23年11月11日?12日にトライアスロンの島宮古島市で開催することになりました。宮古諸島は沖縄本島から約300㎞南下した、本島と石垣島の間にある島で、伊良部島、下地島、池間島、来間島、大神島からなります。宮古島は来間島を下にして地図を見ると猛禽類がはばたく姿に見えます。南東端にはコバルトブルーの美しい太平洋が一望できる東平安崎、北西には池間大橋で結ばれた池間島、南西に来間大橋で結ばれた来間島、西には伊良部島、下地島があります。11月でも平均気温22 ℃と温暖で海岸線は白い砂浜が広がり、シュノーケリングやダイビングを楽しむことができます。また、宮古島市熱帯植物園では亜熱帯の草花を楽しめ、宮古伝統工芸センターまで足を延ばせば苧麻(チョマ)を原料にした重要無形文化財の宮古上布を見学することができます。大会の開催地である宮古島は琉球石灰岩からなる山や川がない平坦な島です。そのため飲料水、農業用水は石灰岩を利用した地下ダムに溜まった水を利用するため、地下水の汚染は大きな問題になります。沖縄地方は毎年台風が襲来し、住宅や農産物に大きな被害をもたらします。シロアリや腐朽の被害を受けた建造物は台風で倒壊し、コウシュンシロアリに食害された街路樹も幹や枝が折れ、道路に散在します。また、沖縄県でも近年、外国から持ち込まれた家具や書籍などに侵入していたアメリカカンザイシロアリの被害がみられるようになりました。外来種であるハワイシロアリは南大東島の疎林に生息して家屋への被害はみられませんが、いつか害虫化するかもしれません。このような状況から、今回の大会のテーマを「環境としろあり」としました。シロアリのメッカである沖縄県において会員相互の研鑽と一般の人々へのシロアリの生態や被害状況等を知ってもらうことを目指して、沖縄支部会員一丸となり準備を進めております。式典に引き続き、宮古島気象台の小林俊彦氏による「地震と津波」、那覇市立中学校教諭安田いち子氏「環境教育とシロアリ―中学校理科での取り組みを通して―」の基調講演の後に、講演4題および関連業者展示会を開催します。会員や会員以外の多くの方々に参加していただき、活発な議論をとおして、沖縄県におけるシロアリの被害、文化財の保護状況等を把握していただき、今後のしろあり対策に役立てて頂きたいと期待しております。今大会にあたり沖縄支部では、宮古島市の自然や伝統芸能に触れ、会員相互の親睦と一般市民の方々が自由に参加できる大会を目指して取り組んできました。懇親会では宮古島の料理と泡盛を酌み交わしながら交流していただき、翌日の各オプショナルツアー等を企画しております。多くの会員の方々や関係者皆様にご参加いただきますよう心からお待ち申し上げます。宮古島市に めんそーれーCONTENTS Agreeable 2011/10第54回全国大会〝宮古島市にめんそーれー?―環境としろあり―沖縄支部長金城一彦