ブックタイトルagreeable 第21号(平成24年1月号)

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概要

agreeable 第21号(平成24年1月号)

? 建物の変状 シロアリ被害が進んだ建物では、家の中を歩くと畳や床板がなんとなくくぼむ感じがしたり、柱が下がり、棟や軒の稜線が波を打ち、屋根瓦がずり落ちたりします。また、障子や雨戸のたてつけが悪くなったりもします。 ? 羽アリ 羽アリの群飛期はシロアリが人前に姿を現わす唯一の時期で、シロアリ発見の絶好のチャンスです。(写真4参照)? 乾材シロアリの糞 アメリカカンザイシロアリやダイコクシロアリは、乾燥した木材だけを食害し、被害材の外に糞を排出します。被害材の下に乾いた砂粒状の糞がたまっており、数十倍に拡大してみると真ん中がへこんだ米俵状をしている場合は乾材シロアリの被害です。(写真5参照) 以上が早期発見のポイントです。 みなさんも、これを機会に一度点検なさってみてはいかがでしょう!写真4 ヤマトシロアリの群飛シロアリの群飛期種  類時  期(特  徴)?ヤマトシロアリ4?5月(昼間)※ただし、沖縄では2月、東北・北海道では6月頃?イエシロアリ6?7月(夜に群飛して電灯に飛来)?アメリカカンザイシロアリ6?9月(昼間に少数ずつ何回も群飛)?ダイコクシロアリ5?8月(夜に少数ずつ群飛して電灯に飛来)写真5 アメリカカンザイシロアリの糞編集雑記 政治・経済・社会環境等の各分野において激動の2011年が終り、2012年を迎えましたが、傷跡は残されたままで、何ひとつ解決されておりません。年が変わっただけです。課題山積の2012年ではありますが、我々業界にとりましても公益社団法人化への正念場を迎えています。公益か、一般か、解散か、この3つの選択肢しかありません。公益を目指すという大目標に向かって、全会員全協会役員が全力で取り組まなければ成り立ちません。agreeable 平成24年1月号(第21号)がご寄稿いただいた皆様のご尽力により編集・構成・内容では自信作です。一方agreeable に何が求められているのかについてなお種々の角度から検討する必要があると思います。今の時代背景も考慮しなければなりません。例えばIT化のもたらす功罪です。IT 機器のもたらす個人と社会との間の部厚い隔壁、自分一人で社会生活を営んでいるかのごとくの幻想を当該個人に与える。こうして造られた真空化した社会では協調は生まれません。単に連絡が便利になった、情報が得やすくなった等の表面的な効率化よりも、企業・組織に甚大な影響を与えており、社会から隔絶した自我の持ち主が急増しているという実態等を今後配慮しなければならないのではないでしょうか。(坂本 記)agreeable vol.21 january 2012/1 20