ブックタイトルagreeable 第35号(平成27年7月号)

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概要

agreeable 第35号(平成27年7月号)

公益社団法人日本しろあり対策協会は4月6日を「しろありの日」としていますが、その活動として小学生を対象にしたポスターコンクールを行っています。今年で第6回目を迎え、昨年を上回る応募があり、その中から入選作品6点が決まりました。前号のagreeableNo.34でも入選作品を紹介しています。今回最優秀賞に選ばれたのは、広島県広島市に在住、小学6年生の脇田日晴さんの作品です。審査員からは、「すばらしい感性だと感じました。色使いも良い。」「シロアリの表情がすばらしいです。」「ポスターとしてのダイナミックさが一番表現されている。」と云う評価を得た表現豊かな作品です。最優秀作品と云うこともあり、直接ご本人に表彰状を渡して来ました。受賞者が広島県広島市在住と云うことと、積極的に県内への応募の呼びかけをしていた経緯から、前広報委員でもあった私が、最優秀者の脇田さんへ表彰状を授与してきました。親御さんもとても喜んでいましたし、本人も最初は戸惑っている様子でしたが、少し時間が経つと顔の表情も柔らかくなり、微笑む顔が印象的でした。副賞に画材をプレゼントしたのですが、中身がすごく気になっていたようです。絵を勉強している人や、絵が好きなお子さんからすると、道具にも大変興味を示すものだと感心しました。今回は、本当に偶然に妹さんも優秀賞を受賞され、兄妹揃っての受賞となりました。今年のポスターコンクールは、大震災の復興が着実に進む岩手県釜石市の小学生からも応募もあるなど、多くの小学生から応募がありました。この活動が着実に全国に広まっている感があります。規模や定着と云う点ではまだまだかもしれませんが、シロアリの被害から大切な財産である家を守るために、ポスターコンクールのような形が、協会が進めている活動として、子供たちに少しでもシロアリの被害や木の大切さから、環境を大切に思う気持ちへとつながっていければと願います。活動を育むことで、継続の意味も明確になりますし、地道な積み重ねが、公益事業活動を推進する源にもなるのではないでしょうか。いろいろな良い意見も十分必要であり重要ではありますが、一つ一つの事業活動に関わり、直接的に行動する力が、協会の発展や拡大に繋がる近道なのかもしれません。求める結果の質や大きさは当然ですが、一歩一歩動いていく力が変革をもたらすのではないでしょうか。来年のポスターコンクールも楽しみにしたいと思います。しろありの日4/6◎第6回ポスターコンクールの入選者を表彰広島県しろあり対策協会木本正道最優秀作品17 agreeable No.35 July 2015/7