ブックタイトルしろありNo.151

ページ
34/74

このページは しろありNo.151 の電子ブックに掲載されている34ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

しろありNo.151

ブックを読む

Flash版でブックを開く

概要

しろありNo.151

出物を,薄層クロマトグラフィー( )とガスクロマトグラフ質量分析法( )で分析,定量した )。幼若ホルモンエポキシヒドロラーゼ活性の定量標識幼若ホルモン から生成する幼若ホルモンジオールを定量することで,幼若ホルモンエポキシヒドロラーゼ活性を測定した。測定は幼若ホルモンエステラーゼの阻害剤である ()の存在下で行った )。幼形生殖虫の産卵に対するノルハルマンの影響ヤマトシロアリの職蟻型幼形生殖虫( 頭)あるいはニンフ型幼形生殖虫( 頭)と職蟻( 頭)を,ノルハルマンを添加したろ紙で飼育した。 週間飼育し,週に 回実体顕微鏡で産卵状況を観察した )。( )結果と考察ヤマトシロアリの職蟻,ニンフ,職蟻型幼形生殖虫,ニンフ型幼形生殖虫にブラックライト()を照射すると,青白い蛍光を発した。イエシロアリにはこのような蛍光は観察されなかった(図 )。職蟻型幼形生殖虫の凍結横断切片では,主に脂肪体に蛍光がみられた(図 )。また,ヤマトシ ロ ア リ の メ タ ノール抽出物を な ら び にで分析した結果,ブラックライト照射で蛍光を発するのは 種類の化合物であり,その化合物はノルハルマンであることが示された。で定量した結果,ヤマトシロアリから頭のノルハルマンが検出された。一方,イエシロアリではノルハルマンが検出されなかった。幼形生殖虫の出現や幼形生殖虫による産卵はヤマトシロアリでは頻繁に観察されるが,イエシロアリで図 ヤマトシロアリの蛍光(左 白色光,右 ブラックライト )( )イエシロアリ,( )ヤマトシロアリ,( )職蟻,( )ニンフ,( )職蟻型幼形生殖虫,( )ニンフ型幼形生殖虫