ブックタイトルしろありNo.151

ページ
67/74

このページは しろありNo.151 の電子ブックに掲載されている67ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

しろありNo.151

ブックを読む

Flash版でブックを開く

概要

しろありNo.151

ベイト系工法が抱えている背景は,今後の施工に大きな影響を与える。顧客のノンケミカル・レスケミカル化指向は日々強くなっている。さらに無視できないのは,われわれの活動するさまざまな社会環境がその事を前面に謳い強調し始めたことである。この様なニーズに対応する為,現在のベイト系工法はさらに進化していくことが必須である。ベイト系工法の活用の場は,これまで以上に予防の場に拡大すると考えられる。顧客苦情と被害再発予防工事・駆除工事後の顧客からの苦情やシロアリの被害再発(予防後被害含む)は,施工業者としての対応力や技術力を問われる事後事象である。苦情や再発を皆無にすることは現実的ではないかもしれないが,常にその状況を把握し同様の繰り返しを避けることには全力で努めなければならない。顧客苦情の状況予防工事・駆除工事後の苦情発生と当社責任発生の状況は,次のとおりである(図 , )。( )顧客苦情全体の内,当社責任によるものは %を占める。その当社責任として発生している要因の構成比率に示す。その当社責任の要因別の発生率は,顧客苦情全体に対しては,どの程度の割合を占めているのか?施工件数は 年間で約 倍超の増加となった。平成 年( 年前)はベイト工法普及元年図 再発件数(予防後被害発生含む)の推移新築予防工事後の被害発生 %サイクル・既設予防工事後の被害発生 %駆除工事後の被害再発 %工事中の修復・破損(配管破損等) %いずれも全体に占める割合は大きくはないが,予防工事・駆除工事後の被害発生として注視すると,その割合は全体の約 %を占める。特に,駆除工事後の被害再発については注視する必要がある。被害再発の状況予防工事・駆除工事後の被害再発の状況は,次のとおりである(図 , )。予防工事後と駆除工事後では,どちらの工事後に被害発生率は高くなっているのか? 各々の推移を示す。図 顧客苦情発生の状況(当社責任の発生比率と構成比率)図 予防工事後の被害発生比率図 駆除工事後の再発比率