ブックタイトルしろありNo.152

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しろありNo.152

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概要

しろありNo.152

して,最もよくつかわれる材料に入るタイプ。ムネマダラトラカミキリ,イエカミキリのように海外で作られた製品や建築材と共に日本に入ってくるタイプ。スギノアカネトラカミキリのように建築材として,よく使われる材に入り,条件が悪いと幼虫期間を延ばせるタイプ。エグリトラカミキリ,クロトラカミキリのように食樹の範囲も広く,材が乾燥し,材の条件が悪くなると幼虫期間が延ばせるタイプ。.おわりにここでは,現在あまり問題になっていない甲虫,特にカミキリムシを中心に,家屋やそれに付随する木材製品を必然的に食害,偶然食害するものの紹介をしてきた。シロアリやヒラタキクイムシなどに比べるとマイナーな昆虫である。しかし,状況が変わると大きな問題を引き起こす可能性を秘めているものもありそうである。ここで,あげなかった昆虫も多くあるが,今回は注意を喚起するための紹介と受け止めてほしい。参考文献)日本家屋害虫学会編( ) 家屋害虫事典,井上書院,東京.)矢野宗幹( ) 木竹材害蟲ノ研究(第一回報告),林業試験報告, , , . .)槙原寛・倉恒俊一・柴田寛・川上敬介・大村和香子( ) 木造家屋より発生したヒラタハナムグリ,木材保存, ( ),)岩田隆太郎・直海俊一郎( ) 日本産シロアリ巣内の甲虫相,昆蟲ニューシリーズ,( ),)酒井香・藤岡昌介( ) 日本産コガネムシ上科図説第巻食葉群,コガネムシ研究会監修,昆虫文献六本脚,東京.)藤岡昌介( ) 日本産コガネムシ上科総目録,)槙原寛( ) クロタマムシの家屋よりの発生事例,森林防疫( ),)中島茂・清水薫( ) 地下電話ケーブルに障害を與えるむねまるくろかみきりに関する調査研究)大桃定洋・秋山黄洋( ) 世界のタマムシ大図鑑,むし社,東京.)倉永善太郎・森本桂・岩崎厚( ) 誘引剤によるクロカミキリの日周活動と蔵卵調査,日林九州支論, ,)森本桂・岩崎厚・倉永善太郎( ) マーキング法によるクロカミキリの個体数推定法,日林九州支論, , .)小島圭三・林匡夫( ) 原色日本昆虫生態図鑑カミキリ編,保育社,大阪.)林長閑( ) オオハナカミキリの幼虫形態,家屋害虫, ( ),)国吉清保・新城長和( ) イエカミキリの産卵と成虫の生存日数について,沖縄林業試験場研究報告,,)小島圭三・中村慎吾( ) 日本産カミキリムシ食樹総目録,比婆科学振興会庄原市) ( )( ))( )()( ),)槙原寛( ) 穿孔性甲虫類─ カミキリムシ類を中心として,生物の科学遺伝, ( ),)川下貴( ) 輸入検疫で発見されるカミキリムシ類,植物検疫資料, ,農水省植物防疫所.)柳下昭( ) サンショのすりこぎよりタイワンメダカカミキリが発生,月刊むし, ,)岩田隆太郎( ) サンショウのすりこ木に発生したタイワンメダカカミキリ,家屋害虫, ( ),) ( )( )()( ),)奥田素男( ) タケトラカミキリ,“森林昆虫”,小林富士夫・竹谷昭彦編, ,養賢堂,東京.)平井敏雄( ) こけしを食う虫(その十三こけし用材から出てきた虫の鑑定),ばんかき, , ,仙台こけし会, 宮城県仙台市.)槙原寛・井上重紀( ) 才のクロトラカミキ( )