ブックタイトルしろありNo.152

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しろありNo.152

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概要

しろありNo.152

( )しろあり年月それぞれの箇所に対して,シロアリ侵入目撃の有無と目撃の頻度をよくある,ときどき,たまにの段階で尋ねた。なお,頻度の目安はよくある%, ときどき%, たまに%とした。調査結果回収状況全国社に送付したアンケートのうち,有効回収数は,地域毎には東北,関東,甲信越,東海,北陸,近畿,中国,四国,九州,沖縄であった。なお,本アンケート集計における地域分類は,東北(北海道,青森県,秋田県,岩手県,山形県,宮城県,福島県),関東(茨城県,栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県),甲信越(新潟県,山梨県,長野県),東海(岐阜県,静岡県,愛知県,三重県),北陸(富山県,石川県,福井県),近畿(滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県),中国(鳥取県,島根県,岡山県,広島県,山口県),四国,九州,沖縄とした。調査結果イエシロアリ,ヤマトシロアリの生息状況調査対象の経験に基づく生息分布は,全国平均では,イエシロアリが%,ヤマトシロアリが%であり,地域別では図のようになった。シロアリの建物侵入箇所図, , , , およびに示した侵入箇所に関するアンケート結果について,箇所毎の調査結果を各枚の図を用いて示す。すなわち,全国平均の頻度図と地域毎の傾向図である。全国平均の頻度図は,左から順に回答よくある,ときどき, たまに, なしの割合を示した。一方,地域毎の傾向図については,各頻度目安の中間値を元に算出した地域毎の頻度,つまりよくあ報文シロアリの建物侵入箇所に関するアンケート調査結果吉村剛)・村尾宗則)はじめに日本における住宅政策は今フロー型からストック型へと大きく変わりつつある。長期間にわたって使用できる良質な住宅ストック形成に向けて, 長期優良住宅の普及の促進に関する法律が月から施行され,長期間にわたる劣化対策及び維持管理が重要な課題となっている。また改正省エネルギー法においても,環境対策の一環として建設工事に関わる省エネルギー化が求められている。こういった社会環境のなか,木造建造物における構造躯体等の劣化対策,なかでもシロアリ対策は長期的な耐用年数を確保するうえで,最も重要な項目の一つであると考えられているが,建築物に対するシロアリの侵入箇所についての具体的な実態調査はこれまで行われたことがなかった。そこで近年の建築構造や建築材料の多様化に即したシロアリ対策を探る目的から, 日本しろあり対策協会の登録施工業者会員の皆様のご協力を得てシロアリの建築物への侵入箇所に関して,アンケートを実施した。調査概要調査期間年月日年月日調査対象及び調査方法調査は, 日本しろあり対策協会の登録施工業会員が日々の防除施工を通じて経験した事象をアンケートで聞き取る形で実施した。調査内容まず,アンケート対象者の事業エリア及びそのエリアでの日本において最重要害虫種であるイエシロアリ,ヤマトシロアリの生息状況について質問を行った。次に,シロアリの建物侵入箇所に関して,基礎形状毎の打ち継ぎ,配管部分や基礎に付帯する部分,基礎外部,その他の侵入が予想される部分の