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しろありNo.153

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概要

しろありNo.153

する土砂の容器内の堆積を防ぐことが出来た。この防水性は,もう一つの問題を解決した。それは,クロアリ・ダンゴムシ・ナメクジなどの庭園害虫の容器内への侵入を従来の容器に較べて%%阻止したことである。当社の野外試験場に年月日設置した容器内の餌木の状態を示す(図)。上段は年月日の観察で年ヶ月経過,下段は年月日で年ヶ月経過である。長期間防水機能が保持されて,土砂の侵入がない。点検の回数防水性がない容器の場合,点検を頻繁にして容器内に溜まった土砂の除去を行う必要があり,必然的に点検回数は増える。クロアリは餌木に集まったシロアリを補食して折角容器に集まったシロアリに危険を知らせ,餌場を放棄する事になる。また,ナメクジはベイト剤を喜んで食べに来るが,キチン質がないナメクジは幾ら食べても毒性が発現せず,通常のナメクジよりも丸々太ってメタボになっており,卵まで産んでいた。ある時丸々と太った蛙がいたときはびっくりしたという事例も報告されている。総じて言えることは,容器の中に蜘蛛がいたら綺麗,ナメクジがいたら汚い環境である。この様に,従来の容器では土砂の堆積や,庭園害虫等の浸入によって,ベイト工法の効力が低下するので,この為の点検が必要である。防水型容器は少なくとも年間回の点検回数を少なくすることが出来た。( )○2007年4月1日設置2008年11月7日撮影2009年7月13日撮影図土砂や庭園害虫が入りにくいトラップ図防水性のトラップ図アゴラトラップにベイト剤を投与