ブックタイトルしろありNo.153

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しろありNo.153

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概要

しろありNo.153

イエシロアリ営巣取り出し(県外参加者)今回は,県外からの参加者もあり,県外参加者も営巣取り出し作業を体験した(写真)。記念撮影作業終了時に,掘り出したイエシロアリ営巣を囲み,参加者全員の記念写真を撮り,解散した(写真)。( )写真県外参加者営巣探索写真参加者記念撮影写真イエシロアリ営巣のターマイトボール写真ターマイトボールターマイトボールの発見取り出した営巣を大勢で解体,観察していたところ,イエシロアリの卵に隣接した,ターマイトボールを見つけた(写真, )。ターマイトボールは,岡山大学の松浦健二らにより発見されたシロアリの卵に擬態して巣の中に生息する菌核菌で,ヤマトシロアリ属のシロアリに極めて普遍的にみられる。ヤマトシロアリに関する報告は多いが,イエシロアリについては,今まで報告がない。過去撮ったイエシロアリ卵写真を調べたが,ターマイトボールは写っていない。イエシロアリの場合どのような条件でターマイトボールが発生するのか,今後の研究報告に期待したい。まとめ鹿児島県支所の奉仕活動公園樹木の蟻害調査及び駆除は,今年で回目となった。回を重ねることで,活動も定着評価され,マスコミも毎回取材し,報道されている。協会活動のから始まった活動であったが,会員の技術向上に大きな効果があった。イエシロアリの営巣探索,営巣取り出しなど,若手会員の研修に繋がった。また,会員が積極的に参加協力することで,会員の連帯感も強まった。過去回の活動に参加した会員に感謝する。今後も,鹿児島県支所の公益活動として,この奉仕活動を継続していきたい。( )リュウセイ白蟻) )廣瀬産業株式会社