ブックタイトルしろありNo.154

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しろありNo.154

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概要

しろありNo.154

さて,メリアの実から種を採取するのは多少面倒である(写真)。実を臼と杵で砕く水洗後, 日間乾燥させるナタのような機械で割り種子を取り出す種子の先端部を切除し, 日間水に漬ける種子の両サイドにカミソリで切り込みを入れるつぎに種子から,以下の手順で養苗する。温室に種を撒き, 日間温室内で養苗ポットに植え替え, 週間屋内で養苗ポットを屋外に移し, 週間,養苗苗畑に移し, ヶ月間,養苗養苗の際には殺菌剤を投与していたが,幼苗であってもシロアリをはじめ害虫には強いので,殺虫剤は不要とのことであった。キトゥイ周辺といっても,キトゥイ支所を拠点に半径くらいの範囲を,メリアのを探して走りまわったのである。栽培農家を探し出すのは一苦労で,実際はも役に立たない道なき道を行ったり来たりという状況であった。キトゥイ支所から南東方向に約くらいのところにあるムタという町では,ここ年まとまった雨が降っていない。そんな状況の中で,人々も木々もたくましく生きていたことに,非常に感動した(写真)。さらに,インド洋側の海辺の町モンバサから,大量のラクダ(写真)を引き連れてヶ月間旅をしてきたという子供たちに出会った。これからさらに買い主(精肉工場)のいるナイロビ近くまで歩き続け( )写真推定樹齢年(?)のパオバブ写真ティカ近郊の農家にて。属による蟻土写真現地の子供たち。カメラを向けると,屈託なく笑ってダンスを踊ってくれた写真売られてゆくラクダの群れ