ブックタイトルしろありNo.154

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しろありNo.154

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概要

しろありNo.154

は応援)。崩していったのは属のシロアリの比較的若い塚で(写真),高さはまだ程度であった。ほどなく菌園(写真)が見えたが,なかなか女王が見つからず,細かい作業が続いた。最終的に女王頭,王頭を捕獲し,塚の再生を祈ってツアー終了となった(写真)。翌週とを締結した。これにより,ケニア内で採取したサンプルの持ち出し手続きが簡略化でき,帰国前日に当方はシロアリサンプルの,育種関係の研究者はメリアの果実および種子の手続きを済ませ,難なく税関をクリアして帰国となった。採取したシロアリは現在山口大学の竹松葉子准教授のもとで種同定待ちの状態で, 属のシロアリの女王と王だけは,私の手元で保管させていただいている。おわりに今回の調査やの締結の目的は,ケニアとの国間のプロジェクト形成の準備であった。残念ながらプロジェクトは不採択であったが,すべてが貴重な体験であった。特に雨がほとんど降らないような気候の中で,水を確保して生き続ける人々,乾燥耐性のある木々,そしてシロアリたちに感服した渡航であった。(森林総合研究所)( )写真塚内の菌園写真塚内の王台