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しろありNo.154

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概要

しろありNo.154

整備については,長期優良住宅法が施行する前の平成年より, 住宅履歴情報整備検討委員会(委員長野城智也東京大学教授)において,学識経験者および住宅の供給・維持管理・流通等に関する多様な関係者の参画により,住宅履歴情報に必要となる情報項目や共通ルールのあり方,普及方策等の検討が進められている。木住協はこのベターリビング事務局の平成年度・平成年度と住宅履歴情報整備検討委員会に名, 名と派遣した。私は情報項目検討部会の委員として平成年度参加し,共通項目の辞書つくりや住宅履歴情報として取り上げる項目の選定などを行った。この部会に参加して感じたことは,住宅履歴情報をすでにビジネスモデルに組み込み,一定以上の成果を上げている企業がある反面,片やまったく白紙とは言わないまでもビジネスには組み込めていない企業がある。この制度の利用にあたりスタートラインの位置が各企業間で,すでに大きな隔たりがあると感じた。住宅履歴情報整備検討委員会の年からの取り組みにより,指針となる方向性も模索され, つの住宅履歴情報の有り方が示されたと思う。住宅履歴情報の考え方については,維持管理流通システム部門でモデル事業の採択を受けたもの,また,オープンになっている資料もある。今まで活かしきれていない企業の方には早期に体制を整備し,独自に開発,または既出の資料を参考にされてビジネスの幅を広げるべく取り組んでいただきたいと思う。住宅履歴情報の中で“定期メンテナンス”がキーワードとなる住宅履歴情報として定期メンテナンスの記録を情報として蓄積することにもなっている。長期優良住宅維持管理の中で,メンテナンス時期の推奨期間が表示される部分があるが,一般にオープンになっている資料や企業の資料を見ると,防蟻処理については,単純にメンテナンスを年毎と書いてある場合があり,こちらで,働きかけをした訳でもなく, 年というスパンで防蟻処理をしましょうと書いてある。( )資料─ 出典元社団法人日本木造住宅産業協会発行モデル事業仕様書表紙