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しろありNo.155

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概要

しろありNo.155

( 37 )写真13 大浦天主堂床下床束廻り土壌処理写真17 旧羅典神学校ポーチ柱木部処理写真15 旧羅典神学校外観写真14 大浦天主堂床下土壌処理写真16 旧羅典神学校床下大引木部処理  薬剤は,シンジェンタジャパン㈱の土壌処理剤オプティガードZT を使用した。8.4  旧羅典神学校施工事例 長崎市の国重要文化財 旧羅典神学校の予防施工を紹介する。1) 旧羅典神学校の概要 禁教の高札撤廃を契機として日本人神父養成のために設立された神学校で,建築はド・ロ神父が担当し,1875年に完成した。木骨煉瓦造という堅牢な工法が採用され,ド・ロ神父の建築技術への造詣の深さがうかがえる。2) 旧羅典神学校施工状況 旧羅典神学校の工事状況を以下に示す。建物外観を写真15に示す。木部処理状況を写真16に示す。建物が国の重要文化財であり白蟻予防でも部材に傷を付けないことを徹底し施工した。ポーチ柱の施工では,通常住宅で行っている柱付け根の穿孔処理は行わず,束石と柱の取り合い部に薬剤を注入した(写真17)。床下の土壌処理の状況を写真18に示す。薬剤は,シンジェンタジャパン㈱の予防駆除剤オプティガード20EC と土壌処理剤オプティガードZTを使用した。8.5 旧大司教館施工事例