ブックタイトルしろありNo.155

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しろありNo.155

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しろありNo.155

( 45 )少なかった。居住者に確認したところ,6月の羽アリ発生はなかったとのことであった。また,室内の隅々を確認したが,シロアリの羽は確認できなかった。シロアリの被害部の畳を持ち上げ,被害部生息虫を確認した。畳は湿っており,畳を食害していた職蟻は,体長が短く,腹部も黒く,ヤマトシロアリと勘違いする程,小さめの若職蟻であった(写真12)。兵蟻頭部の形状からイエシロアリと確認した。建物被害が少なく生息虫は若職蟻が多いことから3年以下の営巣と判断し,ベイト剤の初期投与量は通常の半分200g とした。設置は10月2日で気温の低下による駆除期間の長期化が懸念されたが,営巣が室内にあり室温が維持されたため,ベイト剤の喫食も良好で,12月18日には駆除が完了した。ベイト剤駆除の経過を以下に示す。 10月2日 ベイト剤200g 投与(写真20,21) 10月16日 ベイトボックス点検シロアリ喫食確認      ベイト剤残量20g 喫食量180g      ベイト剤200g 追加投与(写真22~25) 10月30日 点検 ベイト剤残量150g 喫食量250g 11月20日 点検 ベイト剤残量100g 喫食量300g 12月18日 点検 兵蟻死骸確認営巣死滅(写真26,27)      ベイト剤残量80g 喫食量320g      営巣個体数推定32万匹      営巣年数3年半と推定写真18 駆除した建物外観写真20 投与ベイト剤200g に水400cc 投入写真22 2週目ベイト剤喫食状況写真19 脱衣場のシロアリ被害写真21 ベイトボックス畳設置状況