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しろありNo.157

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しろありNo.157

( 21 )いたか。環境庁:情報は知っているが良いかどうかは不明。 林野庁の説明では外に出ないと聞いている。林野庁(農水省):CCA はJIS の薬剤であるクロムと銅は防腐,ヒ素は殺蟻に効果がある。 木材中に入ると木材中の多糖類と変化して不溶性の安定した物になる。効果と経済性がよい。中野議員:切れ端については。林野庁:土台用として用いられており丸太のままでは処理することはない。緑化木などで焼却の問題が出た。(3価のクロムが)6価のクロムとなる。 現在切れ端は埋設の処理を指導している。研究の必要有り。厚生省:詳しくは知らない。薬剤自体は毒物指定している。通産省:加工は処理工場でやる。林野庁:全国で61工場がある。内57がCCA を使用している。他に小規模な60工場がある。 CCA の処理はJWPA(木材保存協会)の保存士をおいている工場である。中野議員:正規以外にも徹底しているか。林野庁:多重的に指導しているが1件も落ちがないかといわれると自信がない。中野議員:労働省は指導しているか。労働省:特にない。林野庁:CCA の製造メーカーは限られているので大きく言えば2社である。そこを通じて指導している。 CCA は塗布では効果ない。中野議員:(CCA は)シロアリ薬剤ほどではないにしても厚生省,環境庁も考慮して欲しい。中野議員:クロルデンに戻るが野放し状態がこのままでよいと思わない。どうか横の連絡を取りながら対応してもらいたい。 許可制に持って行くしかないと思う。現在は指導する方法もない。 悪質な業者,暴力団,悪徳業者,値段も不適当など種々の弊害が出ている。詐欺まがいの事件が起こっている。消費者が困っている。 環境庁にクロルデンの被害について問う。環境庁:人の被害はない。中野議員:クロルデンはヘドロに残るか,水に残るか。環境庁:底質土に,又そこに棲息している生物にたまる。中野議員:58年3月の予算委員会で私は厚生大臣に質問をしたところ各省庁と横の連絡を取り前向きに対応したいと回答されたがほとんど実行されていない。 劇物の指定によって何ら変わるところがないのが現状である。 白対協は組織的活動状況,防除士を認定している。 防除士について説明して欲しい。石沢(白対協常務理事):防除士の試験および登録制度について説明。中野議員:良心的な業者以外の3倍のアウトサイダーはサラ金か暴力団みたいに見られる風潮がある。 業界からの意見はないか。友清:一般国民は資格を持っていると思っているが,その事実何もない。酒徳:クロルデンは一つ間違えば生命に関わりかねない。また環境問題上のこともあるのでその取り扱いには法規制が必要である。建設省:環境問題等特別委員会で研究している。環境庁:実態を把握している。57年度より58年度はクロルデンの使用量が増える。中野議員:ディルドリンのあとクロルデンを大々的に使用し始めて10年くらいである。増えることはあっても減ることはない。 消費の方で何か…消費者:新しい化学物質が多く出てくる現在追跡調査が必要。 水の汚染が懸念される。又化学物質には不純物が出てくる。 現在PCP は使用していないか。PCP にはダイオキシンが含まれている。中野議員:クロルデンについて第一歩である。 これから各種の委員会で論議していく。 なんとか横の連絡を取ってもらいたいというのが最終目的である。有賀:1軒の家のシロアリ防除にはクロルデンの2%液をドラム缶1本くらい使用する。中野議員:それでは本日は終わります。4)尾崎精一:住宅金融公庫に?防腐・防蟻措置?が誕生するまで5)白対協理事会議事録6)白対協機関誌?しろあり?7)白対協創立三十年誌(仕様書委員会副委員長元同委員長)