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しろありNo.158

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しろありNo.158

( 16 )しろあり No. 158, PP.16―23. 2012 年7月<報 文>広島市中心部におけるイエシロアリ生息調査害虫防除アシストネットワークエフォートクラブ会 長  奥  田  英  樹1. はじめに 我々エフォートクラブは中国地方,四国地方,九州地方の害虫防除に携わる施工業者並びに薬剤メーカー,機材メーカーで構成し活動しておりエフォートクラブのエフォート(EFFORT)とは努力,奮闘,骨折りというような意味をもち消費者に対し,より高い信頼性を得るための防除技術の更なる向上と次世代の業界関係者の育成を活動の柱として故 富樫勇 氏からの寄付を活動資金の一部とし,また当クラブの顧問として発足,活動を行っている任意団体である。メンバーの構成上広島市において活動を行う場合が多い。広島市は南側に温暖な瀬戸内海を有し中心部には多くの川が流れており,かつてから中国地方の中心として発展してきた街で自動車の生産や牡蠣の養殖など農水産や工業の分野においても日本の経済での重要な役割を担っている。また第二次世界大戦時において世界で初めて原子爆弾が投下された街としても全世界に知られており世界遺産に登録されている原爆ドームをはじめ平和公園や原爆関連の資料,原爆の被害に遭った樹木(被爆樹木)も多数存在し平和宣言都市として世界平和に対する活動などに対しての重要な役割を担っている。そこで我々は,活動の中心である広島市内において近年市街中心部のビルや街路樹等にイエシロアリの被害が写真1 調査参加メンバー写真3 調査実施状況写真2 調査実施状況写真4 調査実施状況