ブックタイトルしろありNo.162

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概要

しろありNo.162

8 T e r m i t e J o u r n a l 2 0 1 4 . 7 N o . 1 6 2 表3から分かるように, 現行品, 開発品の質量減少率は各々0.34% , 0.22%と非常に少なく, 防蟻性能は良好と判断出来る。スギ材の質量減少率は41.7%であり想定どおり酷い食害が確認出来る。 表4, 表5から, 現行品, 開発品共に, 試料表面に貫通穴等の食害はなく, 試料辺端部が軽度にかじられ,白くなっていることが見受けられる。一方, 比較用のスギ材はシロアリの食害によるスギ材表面に多数の穴が空き, 空洞になっている。 また, 3種類の材料試験において供試虫の死亡率はほぼ同等の死亡率であることから今回の試験が適正な条件で行われたと考えられる。写真2 試験状況例(新防蟻材料) 写真3 試験状況例(スギ材) 写真4 蓋付きプラスチック容器表3 防蟻性能試験結果試料No.現 行 品開 発 品比 較 用ナイロン12 新防蟻材料スギ材質量減少率%死亡率%質量減少率%死亡率%質量減少率%死亡率%123450.300.390.340.380.294.08.72.72.74.00.290.070.200.260.277.35.36.04.06.041.236.438.249.642.94.74.76.03.34.7平均0.34 4.4 0.22 5.7 41.7 4.7