ブックタイトルしろありNo.157

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概要

しろありNo.157

( 17 )急の改訂のために,既存建築物までは手が回らず,新築予防に限った仕様であった。この改訂された仕様書は昭和61年4月の理事会にて承認された。 そして,建設省と経産省に約束していた?改訂した仕様書・安全管理の講習会? を300万の予算で各支部13会場にて仕様書委員が担当講師になり4月14日から19日に開催した。なお,その年の9月に既存建物の仕様を加えた9月版仕様書並びに安全管理を発行した。4. 木造建築物等防腐・防蟻・防虫処理技術指針(以下指針という) 昭和54年2月17日建設省建築指導課の松谷蒼一郎指導課長は自ら仙台のしろあり被害を床下に入って視察して頂き,その被害を目の当たりにされた。更に,九州の被害は東北よりも大きいとの説明を受け,しろあり対策を建設省として積極的に対応すると表明された。 そして,松谷蒼一郎指導課長は,その年の昭和54年6月5日?に?第1回しろあり対策関係連絡会議?を白対協に開催することを指示された。議題は?防蟻処理義務関係法令の明文化の促進について? で,議事に先立って,松谷課長は次のように建設省の考え方を説明された。イ.至急(2乃至3カ月)で方向を打ち出す。ロ.木造建築物防腐・防蟻・防虫処理基準作成の原案作成部会を広く学識経験者を纏めて大至急つくる。しろあり対策連絡会議委員昭和54年6月5日? 氏   名役   職   名松 谷 蒼一郎建設省住宅局建築指導課長加藤晴久建設省住宅局建築指導課課長補佐鎌田宣夫建設省住宅局住宅生産課建設専門官石山晴一住宅金融公庫建設指導部技術開発課長大場民雄東京都都市計画局建築指導部建築防災課長官  恭三福岡県建築部建築課長前岡幹夫会 長森本  博副会長 職業訓練大学前田保永 〃  ㈱前田白蟻研究所野村孝文副会長 産業大学神山幸弘理 事 早稲田大学吉野利夫 〃  ㈱吉野白蟻研究所湯 沢 茂弥太 〃  日本環境衛生㈱酒徳正秋 〃  アペックス関西㈱友清重孝 〃  ㈱友清白蟻尾崎精一前理事 児玉化学工業㈱石沢昭信常務理事   木造建築物防腐・防虫処理技術規準原案作成部会昭和54年6月氏  名役   職   名加藤晴久建設省住宅局建築指導課長補佐福田俊文建設省住宅局建築指導課構造係長村山浩和建設省住宅局住宅生産課開発係長前岡幹夫会 長森本  博副会長  職業訓練大学校教授神山幸弘理 事 早稲田大学教授酒徳正秋理 事 アペックス関西㈱尾崎精一児玉化学工業㈱今泉勝吉工業院大学教授森  八郎慶応大学名誉教授大久保   勝ナプコホーム㈱森谷春夫?全国中小建築工事団体連合会庄司隆治?日本木材保存協会常務理事坂元?成全国木材防虫JAS 協議会常務理事越井  健日本木材防腐工業組合副理事長山名成雄日本木材防腐工業組合専務理事雨宮昭二農林水産省林業試験所石澤昭信常務理事木造住宅防腐防虫処理技術規準の策定について(案)54. 6.29建築指導課? 主旨等 ① 建築基準法施行令耐震規定改正に併せて,施行令第49条(外壁内部等の防腐措置等)について必要な見直しを行うとともに,同条に基づく技術基準を作成する。 ② 上記①の検討作業の参考とするため,部会で技術規準の検討,策定する。