ブックタイトルしろありNo.158

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概要

しろありNo.158

( 39 )あろうかということを見極めることでした。 その大会に,フロリダ大学のナン・ヤオ・スー博士が出席されており,19日(水)に日本からの参加者と交歓会を致しました。その席でこのことをスー博士にお話しすると「そのことに関する博士論文を書いている人がいる」とのことで,明日紹介してあげるとのことでした。20日(木)のセッションの会場でスー博士に「ニューオーリンズ市の蚊・シロアリ対策委員会」の技官であるキャリー・オーエン女史を紹介していただきました。キャリー・オーエン女史はDNA 解析によってハリケーンカトリーナの後のイエシロアリについての研究の博士論文をJournal of Economic Entomology Household andStructural Insects へ提出したばかりである,とのことでした。その場で,その論文を翻訳して白対協の機関誌への掲載の許可を申し出たところ快諾していただき,この翻訳を掲載することとなりました。解説:イエシロアリの集団の区分について この論文では,イエシロアリの集団を王族の有翅虫が羽を落として番になった一次生殖虫のみの集団をsimple family,一次生殖虫に加えて二次生殖虫あるいは二次生殖虫のみの集団で分巣を有する集団をextended family と称しているので,訳者はsimplefamily を単一家族,extended family を複合家族としました。謝辞と参考文献:謝辞と参考文献は原文のまま掲載しましたので,文献とのリファレンスの関係上,文中の論文等の提出者も原文としました。ニューオーリンズ市の試験地地図