ブックタイトルしろありNo.159

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概要

しろありNo.159

18リの蟻道が無数に構築されていた。玄関床下処理部を観察すると, 蟻道の上にホウ酸製剤が塗布されていた。平成22年5月の施工時にイエシロアリ被害が発生していたが, シロアリの知識がない下請業者が施工したため, イエシロアリの初期被害を見逃したと判断した。施工から2年後の平成24年6月, 居住者が畳の異常に気づき, 白蟻被害が判った。その間, 床下には無数の蟻道が構築され, 被害が増加したと判断される。9) 床下の蟻道 平成24年6月に最初の調査を行ったが, 余りにも蟻道が多いので, 同年8月に再度調査を行い, 全蟻道の位置, 数を確認した。布基礎とベタ基礎の隙間に構築された蟻道, 36箇所を確認した。炭を含有したホウ酸製剤で処理された布基礎と, 処理されていない布基礎では, 炭を含有したホウ酸製剤で処理された布基礎に多くの蟻道, 太い蟻道が構築されていた。特に写真14写真9 玄関床下の部分処理部蟻道写真10 布基礎処理部の蟻道写真11 布基礎処理部の蟻道写真12 炭ホウ酸製剤処理境界部の蟻道写真13 布基礎処理部の蟻道写真14 36箇所目の蟻道