事業活動

蟻害・腐朽検査制度

平成28年 蟻害・腐朽検査員は「蟻害・腐朽検査士」として新たなスタートを切りました。

平成14年にスタートした蟻害・腐朽検査制度。その一環として、本会では検査を行う技術者として蟻害・腐朽検査員の認定登録を行っています。このたび、建築士・木造建築士の方も資格取得できるように制度改正を行なったことをきっかけに、その名称を「蟻害・腐朽検査士」に改称いたしました。

蟻害・腐朽検査制度とは

住宅の維持管理をする中で、住宅所有者や管理者が蟻害や腐朽について疑問や不安を感じた際に、蟻害・腐朽検査士が検査・診断を行い、協会が定めた様式の報告書をもって依頼者に報告する検査制度です。
本会では蟻害・腐朽検査講習会を実施し、講習修了後の試験に合格した方を蟻害・腐朽検査を行う技術者(蟻害・腐朽検査士)として認定してきました。検査士は全国に約1,000名登録しており、各地域の要請に応えることができます。
また、検査診断が協会の検査規定に沿ったものであると協会が認定した検査に対して「蟻害・腐朽検査証」を発行し、検査の信頼性を高めています。

蟻害・腐朽検査の概要

検査人   :本会認定の蟻害・腐朽検査士

検査対象   :既存住宅

診断対象   :シロアリ※1、腐朽、カビ、変色の兆候、湿気・通風状態など

診断方法   :非破壊検査※2によるほか、現場用計測器などを用いた環境検査※3

  • ※1:ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリ、ダイコクシロアリ
  • ※2:目視、打診、触診、圧入検査など
  • ※3:床下温湿度、通風状況、床下地盤面の含水状況、木質部含水率など

蟻害・腐朽検査はこんなときにご利用いただけます

  • 簡易検査でシロアリや腐朽の被害や兆候が見つかった
  • 中古住宅の売買前に、シロアリ等の被害が無いことを証明したい
  • 近隣でシロアリの被害が出ている
  • 新築以来、シロアリの防除施工をしていない
  • 改善のための提案を含めた検査をしてほしい
  • リフォーム前に劣化具合を把握したい

蟻害・腐朽検査の流れ

蟻害・腐朽検査は生物劣化のプロである協会認定の「蟻害・腐朽検査士」が実施します。

1.事前検査
文献調査
設計図書、関連資料などから情報を収集
聞き取り調査
保守、補修、増改築履歴、不具合事象をヒアリング

ポイント:建物の特徴を知り、大まかな劣化具合を推測します

2.建物変状検査

屋根の波うち、床のたわみ、敷地内の切り株など、建物内外の変状箇所を把握

ポイント:構造部分の変状から、より詳細な検査の必要な箇所を判断します

3.1次蟻害腐朽検査

構造部分を中心とした蟻害腐朽状況の検査診断

建物外壁など
開口部を含む外壁木部、軒裏など
室内
蟻害腐朽の被害を受けやすい部分を検査
小屋組・天井
梁、桁、母屋、垂木のほか天井裏部材など
床下
柱脚部、筋かい下部、土台、床組材、基礎、束石、床下土壌など

ポイント:検査項目は協会が定めているので、漏れがありません

4.結果の報告

後日検査士が報告書を作成し、検査の結果を依頼者に報告します。
蟻害腐朽の兆候や有無を写真つきでわかりやすくまとめ、要環境改善、部材交換、補修などの講ずべき対策もご提案。住宅への不安を解消します。

報告書サンプル 

ポイント:報告書の様式は協会が定めているので、検査人や報告書作成者による差がありません
2次蟻害腐朽検査(※オプション)

隠れた部分の蟻害や腐朽被害が疑われる場合や劣化具合をより正確に知りたい場合は、任意でより精密な検査を実施することができます。 2次蟻害腐朽検査は仕上材をはがすといった局部的な破壊を伴う検査です。

3次蟻害腐朽検査(※オプション)

2次の検査結果から、より精度の高い診断を行う必要のある場合に実施する検査。現場での検査に加え、実験室、研究室における診断を行います。 例・腐朽菌の菌種を同定するための培養診断、被害材の残存強度推定のための試験など

まかせて安心「蟻害・腐朽検査」のプロ

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