ブックタイトルagreeable 第12号(平成21年10月号)

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概要

agreeable 第12号(平成21年10月号)

foreword発行:社団法人日本しろあり対策協会表紙写真第52回全国大会が開催される別府市河内からの景色 (写真提供:別府市)新型インフルエンザの話 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1環境安全対策委員会活動報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3新法人移行特別委員会活動報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3倫理委員会活動報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4乾材シロアリ駆除用薬剤の登録 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4第2回静岡県内文化財蟻害・腐朽検査を終えて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5BCP(事業継続計画)とシロアリ防除 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7各支所の活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9こ の 人 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10近ごろの車内風景 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11ジャパンホームショー2009への出展について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12高野山慰霊祭に参加して ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13平成21年度行事予定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14第52回全国大会を九州支部が担当し、平成21年11月13・14日と湯の街別府で開催することになりました。加藤清正が熊本で築城の際鯨油を用いて防蟻処理をおこない、また長崎に滞在したケムペルが享保12年「History of Japan(日本の歴史)」の中で「シロアリをDo Toos(堂倒す)と呼び、大きな被害がある」と記したように、被害の激しい九州では古くからシロアリは建築物にとって大きな問題でした。明治30年代から鹿児島で防除業が始まったように、九州各地では明治末から昭和の初期にかけてすでに多くの防除業者が活躍していました。戦後になってこれら防除業者と行政が一緒になって、昭和26年「福岡県蟻害対策協会」を設立しましたが、これが本協会へと発展したことは、皆様ご承知の通りです。九州は、シロアリ被害の大きさとともに防除対策発祥の地です。とにかく量の確保を目標に進めてきた国の建築行政が、質への転換へと大きく舵を切ったのは平成18?20年です。平成18年当時の福田総理は施政方針演説で、「大量生産大量消費型からストック型社会への転換、例えば200年住宅もその一つ」と長寿命住宅の普及を例にあげ、これを受けて平成18年6月に「住生活基本法」、20年に「長期優良住宅の普及及び促進に関する法律」が公布されました。しかし、長期優良住宅の鍵をにぎるのはシロアリと腐朽です。それには、適切な建築方法や建築時の予防処理に加え、建物の定期的な診断と防除対策が不可欠です。ここに社団法人日本しろあり対策協会の認定した専門家としての「防除士」と「蟻害・腐朽検査員」の活躍の場があります。今回は、この転換期最初の全国大会となりますので、大会のサブタイトルを「長期優良住宅を支えるシロアリ対策」としました。皆様をお迎えする別府は、多数の温泉が湧き出し、源泉数と湧出量はともに全国一の歴史ある温の街です。会場の杉乃井ホテルは客室総数562室の最大規模ホテルで、充実した設備や豊かな温泉に加えて、別府湾を見下ろすホテルからの展望はまさに絶景です。また、5段の湯船を棚田状に広げた大展望野天風呂からの夜景は特に素晴らしく、アクアビート、スギノイボウル、ナムコランドなども付属して十分に楽しむことができます。さらに、ツアーとして九重・湯布院、臼杵の石仏、高崎山、地獄めぐりなどを用意し、釣りファンには海釣りも準備しています。大分はまた、関サバや関アジ、城下カレイ、臼杵のフグなどで知られる海の幸や、久住高原の畜産物、新鮮な野菜など、食べ物も美味しく、豊かです。大会で学び、温泉でリフレッシュし、ご馳走を楽しみ、大分の自然や歴史を遊ぶ今回の大会ですが、大分県支所長である衛藤眞二大会実行委員長や大分県支所会員に加え、九州支部の大会準備委員のご努力によって準備は着々と進行し、皆様方のお越しを待つばかりとなりました。大分の11月は山地で紅葉の始まる最良の季節です。皆様方多数のご参加をお待ちしています。CONTENTS Agreeable 2009/10第52回全国大会は元祖九州で―長期優良住宅を支えるシロアリ対策?九州支部長森本 桂