ブックタイトルagreeable 第13号(平成22年1月号)

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概要

agreeable 第13号(平成22年1月号)

11 Agreeable 2010/1シロアリには関係ない話です。事業を継がせる側の話は書籍を含めて多いと思いますが、継いだ側の話は少ないと思いますので、記事にさせていただきました。弊社、京葉ハウスヒールは昭和48年4月生まれの創業36年の会社です。そして私も昭和48年4月生まれの36歳です。父が創業した年に私が生まれたので、会社と私は同じ年になります。そして父は32才の時に創業したのですが、会社が創業32年で私が32才の時に社長を受け継ぎました。父は全くのノープランだったのですが、この数字の巡りあわせには、縁というか、運命的なものを強く感じています。私は不動産の仕事をしていて、父の会社に入るつもりはありませんでしたし、また特別に父から言われたこともありませんでした。しかし父が倒れ(幸いすぐに元気に復活)、父が弱った姿で『会社に入ってくれないか』と言われ、私は会社に入る決意をしました。父の素晴らしいところであり尊敬するところは二つあります。一つ目は私がド素人で副社長として入社してからというもの、経営・実務ともにほぼノータッチになったことです。ロクに会社にも来ない徹底ぶりです。ほとんど全ての生活を自分の趣味に注ぎました。短気の中の短気男の父としては、何も分からないガキが偉そうに物を言う私を見て、腹を立てたり、口を出したいことが山ほどあったはず。しかしグっと我慢してくれたのだと思います。業界の知識に関しても経営に関してもド素人だった私は大変だったこともありましたが、今思えば非常にやりやすく、頼ることもなかったため、逆に成長できたと感じています。逆にいえばド素人で経験不足の頭の悪い私が、短期間で経営者としてやっていくためのノウハウを養うためには、頼ることなく、わからないことは体験して体で覚え、自分で必死に調べたりして、血肉としての知識にするしかなかったと思います。私は頭が悪いため、人から聞いた話だけだと物事の側面しか見ることができませんでした。自分で体験したり自分で必死に調べたりしなければ、すぐに忘れてしまいますし、物事の奥行きや裏側を創造することができませんでした。親の背中を見て一緒に仕事はしていませんが、これが良い経験になったと思います。二つ目には、社長を受け継ぐタイミングです。通常は経営者が病気で倒れたり亡くなったりして急遽事業を継承するケースが多いと聞いております。父は元気だったにも関わらず、社長業をサッと身を引き、道を譲りました。二か月前に急に言い出したため準備もできなかったのですが、逆に勢いが出て自分にはプラスに動いたと思います。このような事業継承だったため、入社3年で社長になったといっても、実務自体はそれほど変わらず、肩書きだけの部分が多く、スムーズに受け継ぐことができました。この業界は後継ぎ問題が非常に深刻だと聞いております。後を継がせる側は、継がせた後は任し切ることで、継いだ側が成長できることもあると思います。一つのヒントとして感じていただければ幸いです。私はまだまだ未熟者で若輩者ですが、今後も良いことも悪いことも体で覚えた経験を生かし、信用と責任を旨に、社員を幸せにし、お客様と社会に貢献する企業を目指していきます。P.S先日、関東支部の??元支部長とお話しする機会があったのですが、『お父さんは元気か?』とおっしゃられました。話が進むうちに父の年齢が少しかみ合わないので確認したところ、私の祖父のことでした。私の祖父が弊社の会長として在籍していた際に白対協の関東支部の立ち上げに携わっていたとか…。何ともいえない嬉しい気持ちになれました。事業継承について関東支部京葉ハウスヒール株式会社代表取締役 西部広太郎この人J・T・Cゴルフ同好会開催第52回日本しろあり対策協会全国大会開催に合わせ、第1回J・T・Cゴルフ同好会が別府扇山ゴルフ倶楽部において開催された。従来より、全国大会の行事として実施されて来ましたが、52回大会より大会行事としてのゴルフ大会が中止となったため、会員有志によるJ・T・Cゴルフ同好会が結成され、今回が第1回大会となりました。当日、午前中は雨となりましたが、参加者全員プレーを楽しみました。結果、優勝はハウスドクター㈱(秋田市)の前田明美さんとなり、??元同好会実行委員長より優勝カップが手渡されました。なお、今後J・T・Cゴルフ同好会は年2回の開催を目指し、平成22年度第53回高知全国大会では、くろしおカントリーで実施する予定です。J・T・Cゴルフ同好会第2回よりの多数の参加を期待しています。ナギ産業株式会社??元敏郎