ブックタイトルagreeable 第17号(平成23年1月号)

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概要

agreeable 第17号(平成23年1月号)

11 Agreeable 2011/1(恐竜)」という言葉を初めて使った人なのです。このギャラリーはトリケラトプスの骨格標本や動くティラノサウルスなどが展示されており、毎日長蛇の列です。私のこのギャラリーの一番のお勧めは、展示棚の上から皆を狙っているコンピュータ仕掛けのラプトルです。展示棚の上から顔をのぞかせているので気が付いている人は多くないようですが、動きが非常にリアルで、本当に狙われている気がします。オゥエン卿は他にも始祖鳥の記載も行っており、本博物館にはその化石が収蔵されています。また、チャールズ・ダーウィンがかの有名な「ビーグル号航海」で持ち帰った標本が、博物館の奥に数多く保管されています。次に、シロアリに興味がある皆さんならぜひ、「CreepyCrawlies」を訪れてください。「もぞもぞ這いまわる虫たち」という意味です。昆虫だけでなく、節足動物全般の生態や多様性を紹介しているギャラリーです。博物館にはシロアリ研究チームがあるからなのか、シロアリ関連の展示が多いのが目につきます。アフリカのキノコシロアリの塚のジオラマを始め、社会性やフェロモンなどの化学コミュニケーションなどたくさんのシロアリ展示があります。そして、先月からミュージアムショップで、リモコンで動くゴキブリのオモチャが販売され始めました。開発者は、われわれ土壌動物多様性研究部門の研究者です。次回の「ロンドン便り№2」では、私たち研究者がいるダーウィン・センターを紹介します。写真3 Creepy Crawlies写真2 様々な動植物で飾られている博物館内外