ブックタイトルagreeable 第18号(平成23年4月号)

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概要

agreeable 第18号(平成23年4月号)

15 Agreeable 2011/4です。毎日、上野動物園のパンダの気分を味わいながら研究をしています。一日に何度もフラッシュが光って写真をとられます。きっと私の顕微鏡をのぞいている姿は、世界の誰かの「ロンドン自然史博物館訪問記念」になっているのでしょう。コクーンの中では、来館者たちはガラス越しに私たちの研究風景を見ながら、順路に従って、「どのようにしてコレクションは集められるのか」、「標本はどのようにして作られるのか」、「コレクションの管理はどのようになされるのか」、「コレクションはどのように利用されるのか(分類、DNA解析、医学・農学への利用、生物多様性などへの利用)」について学んでいきます。展示では、現在博物館で活躍している学芸員たちがビデオ出演して紹介をする形式なので、ラボの皆が総出で出演しています。私が特に面白いと思い、日本の博物館でもどんどん真似したらいいと思ったのは、「Nature Live」です。毎日午後2時半から日替わりで、「アッテンボロー・スタジオAttenborough Studio」と呼ばれる特設スタジオで、博物館の研究者が司会者との対談形式で自分の研究について話をします。研究者は、実際の標本を持ってきたり、映画を見ながら解説したり。実際の研究を肌で感じられて、さらに観客からの質問の機会がふんだんに与えられるので、研究者とお話ができるというので人気です。図5 Nature Liveの観客席(左)と、対談をする研究者と司会者(右)。平成23年度の防除施工士第一次試験が3月4日(金)、東京、大阪、福岡、沖縄の4会場で実施され、4月8日(金)合格者が発表されました。合格者本人に通知するとともに、協会のホームページには合格者の受験番号が掲載されています。この試験は「シロアリに関する知識」、「腐朽に関する知識」、「防除薬剤に関する知識」、「防除処理に関する知識」、「建築に関する知識」の5科目について行われ、今年度は、全会場で426名が受験し、合格者は322名、合格率75.6%でした。二次試験は、9月9日(金)、東京、大阪、福岡の3会場で実施されます。退任のごあいさつ前常務理事 樋口和男退任に当たって一言お礼を申し上げます。先ずはこの度の東日本大震災で被災されました多くの皆様に心よりお見舞申し上げます。私、3月31日付で3年間お世話になった白対協を退職させて戴きました。在任中は、役員はじめ会員の皆様から多大なご指導・ご協力を賜り、創立50周年記念、全国大会、新法人移行対応等、白対協の大きな事業に多少なりとも関わりを得ることができました。厚くお礼申し上げます。今後は、健康に一層留意し地域社会との交わりを深めたいと思っております。おわりに、安全で安心な住生活に不可欠なシロアリ対策を担う白対協が、今後とも公益社団法人としてますます発展されますことを祈念致します。就任のごあいさつ常務理事 中山 泰この度の東日本大震災により被害を受けられた皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。50年を超える歴史ある実績と、正会員・賛助会員の皆様が八百以上の協会に常務理事としての重責に就任することに身の引き締まる思いでございます。事業運営をより一層充実に向けた施策等を推進すること、また今年2月の総会で「公益法人」を目指す機関決定をしているところであり、移行認定に向けての課題を処理することが必要と考えます。難題に向けて今後とも理事・会員各位の皆様のご指導ご鞭撻を賜り、職員一同と共に努力して参る所存でありますので、何卒よろしくお願い申し上げます。平成23年度しろあり防除施工士の第一次試験合格者が発表されました。協会からのインフォメーション