ブックタイトルagreeable 第18号(平成23年4月号)

ページ
18/20

このページは agreeable 第18号(平成23年4月号) の電子ブックに掲載されている18ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

agreeable 第18号(平成23年4月号)

New productsAgreeable 2011/4 16C&Fベイトシステムは平成21年9月18日付けで協会登録を頂きました。このシステムは第52回全国大会の研究会で発表し、機関誌「しろあり」153号で記載していますが、アグリアブルに新商品紹介を記載していませんでしたので、ここにその特徴に関するダイジェスト版と住宅金融支援機構の維持管理に関する事項を紹介します。1.開発コンセプト維持管理型ベイト工法の容器に求められる最も重要なことは容器の中に「土」が入らない事です。土は容器の側壁に設けた孔から水と一緒に容器の中に流れ込んで来ます。土の流入を防ぐには、容器の中への水の流入を防ぐ「防水性」を持たせることで解決できます。しかし、容器の側壁にはシロアリが容器の中と土中を行き来する「孔」が必要ですが、この孔を塞いでシロアリを容器の中に招き入れる方策が必要です。2.発想の種「餌木を容器の側壁内に木樽状に密着して自立型に組んで設置し「孔」を塞いでしまう方法」でした。木樽状に組んだ餌木は自立型ですので容器の内壁に突起物を設ける必要はありません。容器の内壁に突起物がないことと、餌木を簡単に取り除いて、容器内の清掃が簡単に出来ることで、メンテナンスが容易になりました。3.効果試験餌木のサイズを決定するのに1年必要でした。それは雨期と乾期で餌木の膨張が異なるため、年間を通して使用可能な境界寸法(閾値)が必要でした。又、地中に埋設した容器内の餌木が水を吸って膨張する力は強く、それに破壊されない強度が容器に要求されました。これらを解決して、平成19年4月1日露地試験を開始し、その能力が証明されました。4.定期点検回数の低減容器は、定期的な点検で土砂の排除と容器の清掃、更には餌木の交換が必要ですが、C&Fベイトシステムの容器を使うことで、これらの点検・清掃・交換が容易な上、土が容器の中に入ってこないので、定期点検回数を年1回は低減できます。以上がC&Fベイトシステムの容器に関する説明ですが、住宅金融支援機構の「フラット35木造住宅工事仕様書」で【基礎の外側に断熱材を施工する場合】の対応に次のように記載されましたので、ご紹介します。やむを得ず基礎の外側に断熱材を施工する場合は、次のような蟻害を防ぐための工夫をする必要がある。しかしながら、蟻害を完全に防止することは非常に難しく、これらの工夫を実施した場合でも、定期的に蟻害がないか点検を行うなど、十分に注意が必要である。? ?日本木材保存協会が認定している防蟻剤処理断熱材又は耐蟻性を持つ断熱材を、基礎との間に隙間が生じないよう施工する。? ?の措置を行った上で、?日本しろあり対策協会が定めている維持管理型しろあり防除工法標準仕様書に則った維持管理を行う。C&Fベイトシステム登録番号第8号の紹介株式会社 バックアップ代表取締役友 清 重 孝容器の断面図(内壁に密着した木片)容器の埋設試験の状況