ブックタイトルagreeable 第18号(平成23年4月号)

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概要

agreeable 第18号(平成23年4月号)

foreword発行:社団法人日本しろあり対策協会表紙写真「しろありの日」ポスターコンクール最優秀作品浅野未来(12歳) 石川県かほく市50年の歴史をもつ「防除施工士受験用テキスト」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1新法人移行特別委員会活動報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2アメリカカンザイシロアリ対策の今後 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4床下調湿材料の新規登録業務の停止について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5平成23・24年度社団法人日本しろあり対策協会役員一覧 ・・・・・・・・・・・ 5環境とコンプライアンス③ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6第54回全国大会沖縄支部開催 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8ヒラタキクイムシ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10人文虫学④ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11「しろありの日」ポスターコンクール結果発表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12ロンドン便り№2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14C&Fベイトシステム登録番号第8号の紹介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16今回の東日本大震災で、かつてない多くの方が犠牲になりました。当協会会員では、東北・北海道支部の播摩健太郎さん(㈲サンヨー研究所)が犠牲になられました。犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。ご遺族の方々には衷心よりお悔やみ申し上げます。さらに今回の東日本大震災および震災で生じた福島原子力発電所の事故により多くの方々がかつてないほど、深刻かつ広範囲で、多岐に渡る被害を受けました。東北・北海道支部では、数名の方が住居・事務所の浸水・流出、一時屋内退避等の被害を受けられました。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。そして出来るだけ早く日常の生活に復帰されることをお祈りいたします。協会では、被災された人々と地域の再建・復興に向けての支援活動を重要課題のひとつと位置づけて取り組んでまいります。各支部におかれましても支部活動の一環として取り組むことをお願いいたします。さて、日本しろあり対策協会は2月25日の第53回通常総会で、「平成24年に公益社団法人への移行認定申請を行うこと。平成23年12月をもって、全支部は廃止すること。」を決議しました。したがって、当協会の今期の最も重要な課題は、「?次回の通常総会までに、公益社団に移行するための準備―移行に不可欠な事柄で欠けているものは補完し、移行に障害になる事柄は改善するか廃止する。定款・規約案の作成等?をすること。?各支部は現支部を解散して、新生公益社団法人、日本しろあり対策協会と連携しつつ、シロアリ防除関連業界のための新組織を創生する。」ということになります。「支部を廃止し、公益社団法人」を目指すという基本路線が決定されたので、新制度に移行するための準備は、技術的な側面が強くなります。新制度移行に必要な事柄を熟知した専門家を中心に、協会員の意向を尊重し、関係省庁の相談・指導を受けながら、ことを進めてゆきたいと思います。公益社団法人となった日本しろあり対策協会は、「建築物、工作物に対するシロアリによる被害と木材腐朽菌による腐朽を可及的に防止し、国民の住環境の安全性を確保し、貴重な木質資源の浪費・消費を減少させ、森林や住宅をはじめとする木質資源の蓄積量を地球上で増大することにより、地球温暖化を防ぎ、地球環境の保全、国民生活の向上に寄与すること」を第一義とすることになると思います。したがって協会の活動は、直に、シロアリ防除関連業界の利益・繁栄に結びつくものばかりではなくなると思います。従って、シロアリ防除関連業界の繁栄を目的とした組織が必要です。各支部が解散して、新たに各地域で創生する組織が、各地域のシロアリ防除関連業界の発展・繁栄のための組織に相当することになると思います。幾つかの支部は、新組織への移行の準備万端が整っていると聞いていますが、ほとんど準備が進んでいない支部もあると聞いています。協会本部としては、準備が進んでない支部に対して、技術的、財政的支援を行うつもりでいます。近年、建築物の部材、構法が大きく変化してきています。この変化に適応した防腐・防蟻薬剤、防腐・防蟻処理技術の開発・研究が必要になっています。重要な変化として、床下土壌がコンクリートで覆われる住宅がほとんどになり、床下が露地の住宅が極端に少なくなったこと、ユニット型住宅が増えたこと、床下空間の高さが小さくなり、床下空間が狭くなったこと、住宅の高気密・高断熱化が志向され、断熱材を使用する住宅が急増したこと等が上げられます。その結果、再施工が難しくなり、断熱材を侵入経路にした住宅のシロアリ被害が多発してきました。シロアリ防除業者、製剤メーカー、住宅メーカーの皆さんが、ばらばらに、個別に、防蟻工法を追及していては、時代の要請に応えられるシロアリ防除技術、施工法は開発できません。当協会が中心になって、シロアリ防除業、製剤メーカー、住宅メーカー、消費者の皆さんと一緒に協力して、社会の進歩・要請にふさわしいシロアリ防除技術、施工法を開発・発展させねばなりません。特に住宅メーカーの協力は不可欠です。当協会と一緒に、時代の要請に応えられるシロアリ防除技術・工法を研究・開発するように積極的に働きかけをしたいと考えています。会員の皆様の一層のご指導、ご支援をよろしくお願いいたします。CONTENTS Agreeable 2011/4新会長に就任して?日本しろあり対策協会会長榎 章郎