ブックタイトルagreeable 第20号(平成23年10月号)

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概要

agreeable 第20号(平成23年10月号)

Agreeable 2011/10 12はじめにあらゆる分野に大きな被害と問題を残した東日本大震災から、半年を過ぎた、平成23年9月28日から9月30日までの3日間、有明の東京ビックサイトで、「第33回ジャパンホームショー2011」が開催されました。ご案内の通りこのイベントは、日本最大規模の住宅・建築関連専門展示会で、今年のテーマは「伝統と創造、日本と世界」でした。また今年は、「第24回世界建築会議」の併設展示会としても開催され、多くの海外建築関係者の来場が見込まれていました。なかでも中国、アメリカ、カナダのパビリオンが際立っていました。大震災復興に期待した部分もあったのでしょう、本年は耐震関連の製品が目立ちました。各ブースともお金を使い、担当者の意気込みも、例年とは違うものを感じました。しかも今年はテーマにもある通り、「日本と世界」、それに加えて主催者側の来場対象が建築関係者に置いていることもあって、より国際化、専門家の来場者が多くなったようにも感じます。展示ブースの設営ジャパンホームショーへの出展も3回目になり、大分要領を得てきたように思います。3メートル四方の空間に必要充分な情報を詰め込もうというのですから、そこには自ずから制限が出てきます。いかに削るかに頭を痛めることになります。今年は概ね去年を踏襲する内容になりました。壁面は既に作成してあるパネルの中から、分布図、シロアリとアリの見分け方、生態図、ポスターコンクール最優秀作など7枚を選び、イエシロアリによる松梁の被害材を下げることにしました。また、ブースの中央には展示台を置かず、より広い空間を確保して、同時に多数の人たちと話ができるように工夫をしました。従って展示スペースは左右の壁際2ヶ所となります。展示物は写真にある通りです。昨年と変わったのは、イエシロアリの巣を2廻りほど大きくしたこと、同様イエシロアリの被害を受けた化粧引き出しを展示し、その下2段の前板をはずして中を見せたこと。これは来場者に意外な被害として興味を集めたようです。中には無数の蟻道が立ち上がり、蟻土にまみれたペンや小物が入っています。また前々回、前回の経験から「生きたシロアリ」への関心が非常に高いことが分かっていましたので、昨年から生かしてお第33回広報・普及委員会委員 山 島 眞 雄