ブックタイトルagreeable 第20号(平成23年10月号)

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概要

agreeable 第20号(平成23年10月号)

13 Agreeable 2011/10いたアメリカカンザイシロアリ、事務局が作成した、土と挽粉培地のイエシロアリクアリウム、来場者がヤマトシロアリを捜すことのできるボックスプレートを展示し多くの来場者の関心を集めました。その他の展示品については、資料を含め昨年のものを利用しました。場所が会場入口から遠い部分にあったので、設営時には若干不安になったのも事実です。ブースへの来場者の感想私は今回はブースの設営と、1日目の相談・説明にしか携っておりません。従って3日間を通しての感想を述べることはできませんが、その範囲で思ったこと、感じたことを述べることにします。まず来場者はイベントテーマに違わず、非常に国際的であったことが印象的でした。特に中国の方々の姿が非常に多かったように思います。開場前にも協会ブースに多数訪れ、おお!バイイー!バイイー!(白蟻)と叫んでおられました。当方は勿論中国語など解せず、ただ件の日本的笑顔で被害材を示す程度で、ここでコミュニケーションが取れたらなと唇を噛んだことです。とにかく彼らのモチベーションは高い。ブースを訪れたのは中国の方が一番多かったのですが、言葉は交わさなかったものの、他の国の方々も珍しそうにブースをのぞき込んでいきました。私たちも国際貢献をしたのでしょうか。首からかけた入場証にはブルーとレッドがあって、ブルーは業者もしくはそれに関係する者、レッドは一般来場者と区別されていましたが、これも主催者が意図した通り、ブルー証が圧倒的に多い。その為に館内の空気も他のイベントとは違う熱気を発していたのでしょう。アンケートを見ていない今、感覚で言うのですが、50人以上話をした人々の3分の2以上が業者だったのではないでしょうか。皆さん?日本しろあり対策協会の名前を知らなくても、シロアリそのものには、建築材料や工法に対する関心と同じものを持っている、と感じたものです。とにかく詳しい。よく勉強をしている。相変わらずアメリカカンザイシロアリの関心は私が不思議に思うほど強いのですが、ある建築会社の方は、このカンザイシロアリの分布図は正確ではないな。自分が知っているだけでもあと2、3ヶ所はあると言っていました。質問者が立て込んで場所を聞くことはできませんでした。残念です。沖縄の西表島のタカサゴシロアリの巣を知っている方もいらっしゃいました。また、発泡スチロール、発泡ウレタンに対する被害について問われる方も多数いました。基礎断熱、スタイロタタミ等の被害材を見たからでしょう。場内には薬剤を混入されたそれらの商品の展示もありましたから、単に事実をのみ答えるように務めました。カケラでいいから少しく