ブックタイトルagreeable 第20号(平成23年10月号)

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概要

agreeable 第20号(平成23年10月号)

Agreeable 2011/10 2去る3月11日午後2時46分東北地方太平洋沖を震源とした、国内観測史上最大となるマグニチュード9.0の巨大地震が発生しました。想像を絶する大津波が、太平洋沿岸の街々を飲み込み、壊滅的な被害を与え、未曾有の大惨事となりました。震源地に近い東北・北海道支部会員は大地震による津波の被害を受け、死者1名、事務所、自宅、車、関連資材等が流出し5社が被害を受けました。この際、本部はじめ、全国の支部支所から多額の義援金を寄せて頂きました。誌上をお借りし厚く御礼申し上げます。また、会員の皆様には、被災会員の受入等の申し出や、励ましの電話を数多く寄せて頂きましたこと、誠に有り難く重ねて御礼申し上げます。当支部の震災からの対応につきましては、本部ホームページへの掲載及び各支部長・理事会・委員会にて報告致しました通りでございます。さて、震災から半年が経過しましたが、この間7月5日には、榎会長・黒田副会長・吉田事務局長が支部を訪問し、義援金の引渡しと、被災地視察をして頂きました。この際、東北・北海道支部理事会の総意として、日本ペストコントロール協会と共に、被災地への感染症対策支援のお願いを致しました。後に、両協会による協定書が交わされ、応援依頼がスムーズに行われることになりました。また、全国の会員の皆様には、ボランティアとして被災地に入り、活動して頂き誠に有り難うございました。余りにも広範囲に亘る為、復旧復興には多くの時間を要します。過去に経験したことのない新たな問題も抱えておりますが、地域と共に復興すべく、「がんばろう東北」日々活動して参ります。今後ともご支援の程、宜しくお願い申し上げます。東北・北海道支部長 菅野 安市福島県は、震災以来報道されるのは、福島第一原子力発電所の事故に伴うことが殆どですが、太平洋沿岸部は、岩手・宮城県同様に大津波による被害を受けており、2,000名を超える死者行方不明者を出しています。海岸線の4割程度は入れず、警戒区域内は未だに手付かず状況となっています。ガレキの撤去率も40%台に留まっており、廃棄物の処理・汚泥の最終処分問題も決まらずの状況にあります。放射線の健康調査(200万県民)全員の実施、県内2000カ所以上の環境放射線量の測定を始め、公共物件・学校等の除染作業が始まっています。このような中、日本国際民間協力会(NICCO)の支援の下、「新地町・南相馬市における害虫防除」対策を行いました。福島県支所会員を中心とし、関東支部会員5社10名の応援を頂き、23万平方メートルを超える瓦礫の山との戦い、暑さとの戦いの連日でした。放射能汚染の問題を抱えた悪条件の中、送り出された経営者様と参加された皆さん有り難うございました。9月も半ばを過ぎましたが、津波により流された漁船が入り込んでいる水田地帯約16万平方メートルの蚊の防除を行っています。福島県支所 実行委員長 菅野 安市関東支部参加企業 ㈱三共消毒  東京都 埼玉白蟻㈱  埼玉県  ㈲ファースト 茨城県 ナギ産業㈱  埼玉県 三共消毒㈱  新潟県福島県東日本大震災から  半年が過ぎて    被災地は、今(東北・北海道支部報告)