ブックタイトルagreeable 第21号(平成24年1月号)

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概要

agreeable 第21号(平成24年1月号)

者に文書を流してもらわないと間に合わない。1回目は新しいイベントとして無理をしてもらいましたが、その後については、やはり時間的な問題があるようです。もっと詰めなくてはなりません。 また、「ムシの日」の実施については、述べたような理由から、ここ3年続けてきましたが、大義名分的な仕業で、シロアリ業者の繁忙期に大変な迷惑をかけてしまいました。6月4日はまずいだろうと思います。勢い報告書もデータがスムースに集まらず、本部との添削のやり取りもあって、10月17日の報告会には説明のパワーポインターはできてはいたものの、本部発行の正式な『蟻害・腐朽検査証』がすべて集まってはいなかったのです。 現在、報告書の作成はパワーポインターでフォームを作ってあり、調査者の写真とその所見があれば短期間で作れるようになっています。また、その報告書も紙だけではなく、すべてDVDに落とすようにしています。 しかし、調査者がその写真と所見を送ってくれない限り、私たちも動くことができません。これらの面からも繁忙期の調査は難しいでしょう。 ではどうするか。私たちは静岡県民に、文化財保護におけるしろあり被害の重大さを認識してもらいたい、それが真の目的です。ですから調査する日をバラバラにせず、県内一斉に行いたいのです。県民のコンセンサスが得られれば、現在私たちがボランティアで行っているこの検査事業にも予算がつくでしょう。東海大地震がいつ起きてもおかしくない、と言われている静岡県であればなおさらです。 今考えている実施日の設定は3つあります。 ひとつは、実施日を4月6日に最初から決めてしまい、私たちも行政も逆算して対象物件を決定してしまうことです。4月初旬なら何とか会員の協力も得られるのではないでしょうか。とにかく行政にこれらの事情を説得することです。2つ目の方法は、春、夏をやめて、各社が一段落した秋あたりに設定することです。ただし、毎年同じ日に実施することが必要と思われます。報告書の作成が急がれますが、フォームが出来ていますので、調査者が自ら作成すればそれほどの時間はかからないでしょう。(危惧するのは、一つの現場に何社かが入った場合です)3つ目は、早い段階で検査対象を決定してしまい、協力会員にその検査を預けてしまう方法です。あとは自社の時間のあいた時に、所有者と連絡を取りあってやってもらう方法です。アバウトではありますが、一番負担のない方法かもしれません。5年目の実施日はまだ決定していませんが、これらを考え決定したいと考えています。 話が前後になりましたが、私たちが行っている検査は、基本的には(社)日本しろあり対策協会版『蟻害及び腐朽の検査診断手法』によりますが、協会名での検査は初めてであるため、静岡県独自の検査範囲を明記しています。つまり、検査範囲を主に床下に限定し、シバンムシ・キクイムシ等について蟻害・腐朽検査診断報告書及び検査範囲蟻害・腐朽検査報告書agreeable vol.21 january 2012/1 14