ブックタイトルagreeable 第24号(平成24年10月号)

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概要

agreeable 第24号(平成24年10月号)

いて厳格に使用する薬剤ですので、その薬そのものもさることながら、防除作業上、そして、処理をした後の建物の居住環境に関しての安全性も高く、安心して使用することができるものです。シロアリ防除工法 さて、薬剤を使用することと、その簡単な特徴はわかりました。次はどんな方法があるの?ということになります。表2にシロアリ防除工法の概略をまとめました。 このように一口にシロアリ防除工法と言っても様々です。いずれにしても殺虫剤の使用をすることには変わりませんが、その方法は散布だったり、罠を仕掛ける方法だったり、はたまたシートに練りこんであったり。新築の時にしかできないものもありますね。また、居住者の中に乳幼児や、又はペットなどがいて、薬剤の影響を心配する場合もあるでしょう。様々な方法と効果に関して専門業者の方にしっかりと説明を受けて最適な工法を選びましょう。工法使用場面予防・駆除使用場所工法の特徴液剤散布工法建物新築時や保証切れ時シロアリ被害のある場合予防:〇駆除:〇建物内外の土壌・コンクリート面等シロアリの被害箇所建築物の木材部分均一に薬剤の土壌処理層を形成できるので、バリヤー工法とも呼ばれ広く普及している。通常、一定量の製剤(殺虫成分を含む)を水で希釈し、単位面積あたり数Lの希釈液を土壌に散布する。ベイト工法予防・駆除建物新築時や保証切れ時シロアリ被害のある場合予防:〇駆除:〇建物敷地内の地面に複数の罠をしかけるシロアリの活動箇所建物周囲に定期的にモニターができる罠を敷設し、モニター時にシロアリが検知された場合、ベイト剤を使用して巣の根絶を図る。また、屋内のシロアリ被害箇所にはベイト剤を直接取り付ける。液剤散布に比して駆除完了まで時間がかかる場合がある。粒剤散布工法建物新築時や保証切れ時予防:〇駆除:△建物内外の土壌面や床下コンクリート面等殺虫成分を含んだ粒(鉱物系の粒)を所定の量、床下や基礎下面に敷設する。水を使用しないので、均一に敷設するために若干の注意が必要シート敷設工法建物新築時予防:〇駆除:×建物床下樹脂素材に殺虫成分を練りこんだシートを新築時に床下に敷設します。基礎の立ち上がり部分など密着させる工事が必要。予防には適していますが、駆除はできません。表2agreeable No.24 october 2012/10 8