◉シロアリマンの栄養改善の授業の様子んなで考えました。そして「小学校の授業をすること」が効果的ではないだろうかという答えに行き着きました。まだまだ頭が柔らかい小学校の生徒を通じて、両親や先生、コミュニティに栄養の知識とシロアリの有用性を伝え、食生活を変えていく。栄養の知識を伝搬を通じタンパク質の重要性を認識してもらい、身近なタンパク質としてのシロアリを紹介する。そしてそれを伝統食に混ぜて食べることでかんたんに栄養改善ができることを伝える。そのような形で授業を組み立てて、私の母校、チェプテンヤ小学校など複数の学校で3回の授業を行いました。ケニアの小学校の生徒たちはとても、礼儀正しく純粋で目がキラキラしていました。教育を得ることによってひらける未来を信じ、夢をもって一生懸命勉強をしています。私たちの授業を一言一句逃さないかのような真剣さで聞き入ってくれ、栄養の知識やシロアリがすごいこと、かんたんに食べられることを学びました。シロアリの試食を出したとき、大人は難 色をしめす人もいたけれど、子供たちは好奇心旺盛に手を出してパクパクと食べていきました。最後に「シロアリが美味しかった人!」と聞くと全員が手をあげました。この子どもたちを通じて、シロアリという解決策がコミュニティになじんでいく未来を感じ取ることができました。最後に学校のみんなで、きれいな青空の下、記念写真を撮りました。手に持っているのは私たちのスポンサーTAKEOさんの昆虫食ドリンク「タガメサイダー」!学校の子供たちの栄養状態が少しでも良くなるように、少しですが給食費を寄付させて頂きました。勉強をして、元気に食べて丈夫に大きくなった子供たちが経済的に自立して、次の世代に幸せをつなげていくことを願います。今回は私自身も学びの多い、有意義な授業を行うことができました!次回は、ケニアで結んだパートナーシップや、シロアリマンの次回プロジェクトについて説明させていただきます。乞うご期待!Mr.シロアリマン19agreeable No.55 July 2020/7授業のスライドの一部熱心に聴き入る子供たちみんなで記念撮影給食費を寄付シロアリを美味しそうに食べる子供たち
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