していく形です。今回は、本協会のブースへの申込は東北地方の工務店からでした。プレゼンテーションの時間は12分。通常の来場であれば、ブース内を好きなように見学していただき、展示についての説明や質疑応答に答えることなりますが、バーチャル来場はこちらから主体的に案内する必要があり、時間の制約もある中では、新しいチャレンジだったと思います。東北地方の・ 北海道から来場した方が、今までは少な・ 蟻害ポケットガイドをご覧いただいた方会社ということもあり、当日の説明員である奥田委員より、ヤマトシロアリの被害を中心にご説明をしていただきました。断熱材の被害についてなど、現在の東北の住宅ならではの質問もあり、バーチャルとはいえ、業界内でも様々な知見をお持ちの奥田委員が的確にお答えになっておりました。持ち時間の12分もめいっぱいまで質疑応答で使いきり、むしろバーチャル来場という形式の中で、あえて申し込まれたという意味で、非常に高い関心度であったと思います。また、展示をする中で他にも印象に残ったこととして、かったシロアリ被害が増えているので知識を得たい。より、「こういう蟻害・腐朽についてまと・ インターネット、SNSで生きたシロアまった書籍が欲しかった」との感想。リの展示をしていると書いてあったので見にきた。 等々このように、ブースを訪問された方々は、明確な目的を持った場合であったり、また、その場で興味を持って立ち寄られた場合でも、結果としては興味、関心が高く、シロアリ防除に関する知識を相応に持ち帰られたのではないかと思います。全体を通しての感想ですが、社会には様々な情報があふれかえっており、情報発信は当然としつつ、発信者側は、それが埋没してしまうことがないような工夫をすることが必要となっています。また、現在の主役は情報の発信側でなく、受益者である人々側であり、彼ら彼女らがネット情報やその他メディアの情報を取捨選択する時代になりました。その意味で、広報・広告活動は、今後は更に重要な活動となります。広報委員会では、引き続き継続的な発信をしつつも、さらなる強化最適化を模索していこうと思っています。21agreeable No.57 January 2021/1
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