agreeable 第59号(令和3年7月号)
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1agreeable No.59 July 2021/7 雨がちな、ここ数週間です。そんななか先日の熱海の土石流事故は身近な地域(筆者は静岡県東部在住)で起きたこともあり、自然災害の恐ろしさを再認識しました。 さて、米国にTERMINIX社という皆さんご存じの害虫管理の有名な会社があります。先日(5月ですので少し前ですが)、同会社からシロアリ防除意識の調査結果の引用発表がありました。The Harris Pollという会社の調査によると、1300人の回答者のうち、65%の方がシロアリ被害に関してめったに考えたことがないとの回答でした。また、20%の方は、もしシロアリを自宅で見たらどうする?の質問に関して、自分でなんとかしたいと回答しているそうです。DIY店で販売されてるシロアリ用製品がプロが施工した場合と同じ効果を持つと信じているそうです。日本で同じ調査を行ったら、地域にもよるかもしれませんが、もっと意識の低さが際立つ結果かもしれません。仮に薬剤成分そのものが同じであっても、それだけではダメで、シロアリに関する深い知識と防除経験がないと理想の結果は得られないのですが、かの米国ですらこのような意識とは少し驚きました。今後、日本でも、協会・業界として、シロアリ防除の重要さをもっと啓蒙をしていかないといけませんね。https://investors.terminix.com/financial-news/news-details/2021/With-Termite-Swarm-Season-Underway-New-Terminix-Survey-Highlights-Misconceptions-about-Termite-Damage/default.aspx (大嶽 譲治)「木造建築物等防腐・防蟻・防虫処理技術指針・同解説」についてp.2p.8p.16p.4p.10p.18p.6p.13p.20INDEXシロアリ自由研究ロンドンと東京のオリンピックレガシーおとなの先人に学ぶおとなの自由研究ないようである事例編 集 雑 記薬剤の知識ポスターコンクール防除士の現場

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