「数十年に一度の災害」「今後の生活」「最後に」業者等、さまざまな業種の方々が厳しい状況であっても商売を続ける姿勢は同じ経営者として尊敬の念が尽きません。またコロナ以外にも国内では災害も頻繁に起き、これまでとは違う進路の台風や線状降水帯と言われる雲が何日も同じ場所で降り続けることで災害をもたらしています。日本の山間部はソーラーパネルや巨大風 で間伐という一部伐採から皆伐にシフトチ車建設のために森林伐採し、林業もこれまェンジしたと聞きます。また、再び造林しているのは3割から4割程度ということで現在も裸地が増えているそうです。もちろんこういったことが災害に直接つながっているとは思いませんが、山間部の道路や住宅には被害が起きています。自然エネルギーのために山を切り開いていくことは必要なんだと思いますが、そこに住む方々の安全な生活が一番だということを忘れずにいたい。世界中が疲弊し経済にも大打撃を与えている自然災害やウィルス。人の為に作られる物、壊される物が増えていくことが災害になる要因の一つなのかもしれません。そして、これからはウィズコロナとかアフターコロナなどと言われています。長期化する中でウィルスを根絶できないならワクチン接種などで治療や予防をしながら共存共生するしかないのでしょう。これまで当たり前だと思っていた生活が多少なりとも変化し、人々は価値観を変えなければいけないのかもしれません。一方ネットでは事実ではない情報も氾濫しています。専門家ですら正解が未だ分からない現状では情報に振り回されるのは仕方のないことかもしれません。現状、マスクの着用と手洗い、抗体ワクチンの接種で収束を待つしか手立てはありません。 「コロナで制限された生活なんて不便で息苦しいんだ」と考えたくはありませんが、今大事なことは何が必要なのかを情報だけに惑わされず立ち返り自身で考えることが何よりの盾になるのかもしれません。ネガティブなことだけでなく、個人でも社会でもワクワクするようなことはこれからも沢山あると思います。それにはこれまでの生活をできる所から見直さなければならないのかもしれません。また、私自身も薬剤を使って生き物を駆除するということを生業にしている以上、人と自然に対して改めて考えできる限りで安全に携わっていかなければならないと考えます。21agreeable No.60 October 2021/10
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