agreeable 第61号(令和4年1月号)
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の現場除士防ろん、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリがあちらこちらに生息しています。中でもイエシロアリは兵庫県南部地域の各地に生息していて、弊社では年間数十件の建物を駆除させていただいています。生息していて、神戸市内、西宮市内にも生息しています。駆除現場は圧倒的に淡路島が多いのですが、この20年位から神戸市内でも増えていて、三宮・元町といったオフィスビル街・繁華街でも数多く被害が広がっています。ロアリ生息地域の駆除現場は、建物の構造の変化や環境が多種多様のためにしっかりした対応力が求められています。工事車両も対応人数も十分に確保できますが、そうでない地域ではなかなか手間がかかってしまいます。またオフィスビルやマンションといった床下がない、あるいは極端に低い建物の駆除現場で兵庫県には、ヤマトシロアリはもちイエシロアリは淡路島のほぼ全島で兵庫県だけでなく全国各地のイエシ比較的敷地面積が大きい地域では、は非常に手間と技術が要求されます。また薬剤処理による施工では、本巣の発見や撤去などが難しい現場も増えてきています。そんな中でも弊社は、『イエシロアリの駆除こそシロアリ防除の醍醐味であり真骨頂』という亡き宮田会長の教え通り、ベイト工法ではなくイエシロアリの巣の摘出と液剤による駆除を主として対応しています。今回ご紹介する現場は、南あわじ市にある民宿です。建物の構造は鉄筋コンクリート造2階建て、床下は土間コンクリートになっていました。数カ月前に畳を総入れ替えしたそうなのですが、その半分以上がまたシロアリによって食害されたので、弊社に調査依頼があり施工することになりました。(2021年8月施工)被害の状況としては、和室の床下は全体的に食害されていてその上の畳も全体的に食害されていました。また和室付近の柱は上部まで被害が広がっていました。その中でも特に被害が大きかったのは和室廊下の床組みでした。その廊下から外を確認したところ、建物に接した花壇にかなり傷んだ切り株株式会社チューガイ  宮田 祐治16agreeable No.61 January 2022/1建物と接した花壇         

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