皆さまこんにちは。沖縄県でシロアリ防除業をおこなっている、アリタック沖縄の与那嶺と申します。今回、ないようでありそうなことをテーマに文章を書くように依頼されたのですが、私自身がまだこの業界にはいっての歴が浅く、読者の皆さまが驚くような内容を思い浮かばずにおります。そこで、テーマとは少しずれるとは思いますが、今までの施工現場で起こった変わったトラブルを書いていこうと思います。この内容は私自身が体験したことと、諸先輩方から聞いた内容などが含まれます。まず1つ目は、新築の土壌処理の施工 をしたお客様の3年目点検で床下に潜ったときの事です。台所の床下収納から侵入し点検を行っていると、何かごそごそ後ろから音がするなと思っていたら、お客様のお子様がついてきていて着の身着のままの格好で床下に潜っていました…お子様は自分の家にこんな場所があったのかとテンション高めではしゃいでいました。お客様ですし、あまり強く叱ることもできないので、やんわりとお母さんに怒られるよと注意したのですが、ずっとついて来るのです。点検終了後にお子様はお母さんにこっ酷く怒られていました。点検口から床下点検の様子を見学されるお客様はいますが、お子様が後ろからついてくるのは私も想定外で驚きました…次の出来事も床下点検の際に起こったことです。点検中に外が騒がしいなと感じていましたが、気にせずに点検を終えて和室に戻ってくると、お客様がうちの猫が点検口から床下に入っていったかもしれないと言ってきました。まさかと思いもう一度床下を調査すると懐中電灯を向けた先に丸い光ったものが2つ。それは猫の目が光を反射したものでした。そこからは床下で逃げる猫を捕まえるのにとても大変でした。40~50分ほどかかってようやく捕まえたときは謎の達成感すらありました。この出来事以降は床下に侵入する前は飼い猫の有無と注意をアリタック沖縄 与那嶺 佑輔12agreeable No.62 April 2022/4第14回ないようである事例施工現場でのトラブルから
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