agreeable 第66号(令和5年4月号)
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が…。断熱材の上にも糞尿をまばらに確認。ただ範囲的には一部に集中していたので、とりあえずホッとしました。建坪が結構あったので広範囲に広がっていたら、こりゃ大変だと思っていたので一安心。糞の回収、糞尿まみれになった断熱材の回収を。量的にはそこまで多くはなかったのですが足場が悪かったので、そこそこ苦労はしました。少しでも踏みどころが悪いと板を踏み抜いてしまう(今まで何回かありました)ので。た後は消毒・殺虫処理をして、天井裏の作業は終了。現在はハクビシンが住み着いている形跡は無く、侵入してから時間はかなり経っているものと思われました。建物周囲も今後侵入しそうな隙間はすべて塞ぎ、天井裏、床下ともに生息確認をし、最後に天井裏に入るために壊した天井板の仮補修をして2日間にわたっての作業はすべて終了です。その後2回ほど定期点検に伺いましたが再侵入は確認されず、一安心しました。対処方法はそれぞれ違うので、日頃から想像力を持って知識を活用し、防除作業に取り組んで行きたいと思います。天井裏も隅々まで調査を済ませ、ここから糞、糞尿まみれの断熱材をきれいに回収し居住空間における害虫・害獣対策の特徴と室内の調査を済ませ、次に建物周囲の調査に移り侵入路、侵入口、足跡が無いか確認。主にハクビシンの家屋への侵入経路は屋根の隙間や床などで、そこから天井裏に侵入して定着するため、侵入路となる場所には足跡が残り発見しやすいのです。念入りに調査した結果、雨樋、灯油タンクの上に足跡、そして上を見ると屋根部分の板が外れているのを確認。さらに壁、基礎の換気孔に網がついていないのを確認し、思わずこれは簡単に入ってしまうな、と。室内、建物周囲の調査は終了で、さて問題の天井裏です。今回のお宅は天井裏に入る点検口が無く、家主様の了解を得て、和室の梁のある部分の天井板を壊して良いとのことでしたが、状況から見て何となく…壊したら糞が落ちてきそうな予感が…。念のために万全に養生して、いざ!…予感が的中。上からシャワーのように糞が降ってきました。ちょっと大袈裟かも知れませんが…。そして天井裏に入ると案の定糞の山15agreeable No.66 April 2023/4      

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