agreeable 第67号(令和5年7月号)
13/23

(6)ステーションの材質トレロナATBSの喫食性(1)室内試験(2)対照木材との比較ステーション及び蓋の材質には耐衝撃性ポリスチレンを採用しており、丈夫で設置後の紫外線による劣化の心配もありません。トレロナATBSの喫食性の結果を次に示しております。対照木材との比較試験では、全ての試験区においてベイト剤の方が、喫食性良いとの結果が得られております。(図1)イエシロアリの巣を中心にして、半径50㎝の同心円状にトレロナATBSと対照の他社製品を設置した野外試験(20例)でベイト剤にシロアリがヒットするまでの日数を比較しました。トレロナATBSにシロアリがヒットする平均日数は8日でしたが、他社製品はヒットするまでに30日を要しました。また、試験期間が終了した46日目には、全てのトレロナATBSのステーションにシロアリがヒットしましたが、他社製品では、半数のステーションにシロアリのヒットは見られない結果となっております。(図2、3)11agreeable No.67 July 2023/7図1  喫食率の比較(室内試験) 対象:ヤマトシロアリ 試験期間:4週間 対照試験片:スギ辺材 4週間後の死虫率 69.7%図2 20か所の野外試験を実施図3 野外試験結果設置後平均8日でベイトにヒット、33日間で85%(20本中17本)のベイトにヒットした。46日の試験期間ですべてのベイトのヒットする結果となった。一方、他社品では46日間で50%(20本中10本)のヒットにとどまった。

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る