ブックタイトルしろありNo.151

ページ
53/74

このページは しろありNo.151 の電子ブックに掲載されている53ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

しろありNo.151

ブックを読む

Flash版でブックを開く

概要

しろありNo.151

( )しろあり 年 月は じ め に静岡県支所では 年前の悪徳リフォーム業者問題を契機に,消費者離れに悩んでいた。そこで従来行っていたラジオスポット ,タウンページ掲載などの一般的啓発活動をやめ,会員の足による啓発活動に切り替えることにした。そのために 日本しろあり対策協会中部支部に所属する登録施工業者の社員であることを証明する 中部支部発行の身分証明書, 車貼用支所ロゴマーク入りステッカー, まかせて安心シロアリ対策 リーフレット, 協会のしおり ,パンフレット シロアリ をベースにしたオリジナルファイルを制作し,それに, 協会発行のポスターを加えて,点セットとし,県民生活センターや各市町の消費者センターおよび公民館,自治会館担当部署を会員自身が訪問した。昨年は何とか 枚のポスターを貼ることに成功はしたが,まだまだ自治会を説得するには協会の認知度は低い。そこで,提案されたのが,ボランティアとしての県内文化財(建築物)の 蟻害・腐朽 検査である。検査実施までの経過まず,県教育委員会文化課を訪れ,我々協会の存在と意義を充分に説明した上で,(特に県民生活室との連携による消費者保護事業を推進していることを前面に押し出した)当初は文化財(建築物)のボランティア防除施工工事そのものを提案した。ところが何度か話し合いを続けていく上で,県教委の望んでいることは単発の無料防除工事ではなく,文化財のうち,特に財政的に厳しい県,市,町指定の文化財の現況を知っておきたいということがわかってきた。そこで,再度新しい事業の組み立てを考え,丁度,平成 年秋から発足する新しい 日本しろあり対策協会版蟻害・腐朽検査制度 にリンクさせ,その普及,啓発を兼ねて,静岡県内指定文化財(建築物)の調査を行い,報告書と検査証を発行することを提案した。我々が求め,強調したいのは 協会の知名度の向上と安心・専門性 であり,県教委の求めるのは 継続した文化財(建築物)の現況把握 であ研究発表会静岡県内文化財(建築物)蟻害・腐朽検査実施報告山 島 眞 雄