ブックタイトルしろありNo.154

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しろありNo.154

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概要

しろありNo.154

れ空洞となっても欠点が強化されることにはならないであろう(合板用の場合は大きな欠点となる)。ただし,木材を燃料として利用する場合は,バイオマス(木材としての量)の減少と言う大きな損害をもたらす。森林生態系という広い視点で森林を見ると,樹木は枯死し,最終的には腐朽して土に還り),また樹木が生長するサイクルを繰り返す。シロアリは,樹木が健全であるときから(心材腐朽の空洞化などが含まれる)枯死して腐朽するまでのあらゆる段階で,樹木を営巣場所あるいは食物として利用し,このサイクルの円滑化に寄与している。この他,シロアリは,咀嚼や排せつにより腐朽を促進し,窒素の多い排泄物で土壌を肥沃化させ,自らが他者の餌となる等,生態系の維持に,さまざまな点で大きく貢献していることも認めなければならない)。引用文献)城田徹央,作田耕太郎( ) 樹形のパイプモデルは樹形をどこまで説明できるだろうか? ─ スギとヒノキの場合─,生物科学, ( ), .)井原直幸( ) 林木の心材の測樹学的研究,九大演習林報告, .)新山馨( ) ガリバーと小人の国,みどりの東北, 月号,東北森林管理局) 山口岳広( ) 木材腐朽菌と立木の木材腐朽,グリーン・エージ, ( 月号),)) ( ) ()) ( )( ))( ))( ),)久林高市・河辺祐嗣( ) ヒノキ根株心腐被害の特徴─ヤマトシロアリとウスバカミキリの関与─,日林論, , .)( )) ( )) ( )( ))小野賢二( ) 落葉が土壌有機物に変化する過程を固体核磁気共鳴法により解明,フォレストウインズ, , 森林総合研究所東北支所)大村和香子( ) 樹を使うシロアリの生活,樹の中の虫の不思議な生活,“穿孔性昆虫研究への招待”,柴田叡弌・富樫一巳編, ,東海大学出版会.独森林総合研究所東北支所( 独森林総合研究所木材改質研究領域) 木材保存研究室( )