ブックタイトルしろありNo.154

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しろありNo.154

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概要

しろありNo.154

未満の腐朽材では,測定値と質量減少率間に強い負の相関関係が認められた。しかし,質量減少率%以上の腐朽度では,相関関係は認め難い。これは,質量減少%以上のスギ材では,表面の硬度はかなり損なわれていることを示している。従って,バネ弱・強診断具ともに軽度腐朽を判別できる可能性があるといえるが,軽度の腐朽の判別には差が大きく出る分バネ強の診断具が優れている。実際に腐朽した建築材料への応用解体された住宅から得た木材に対して,作製した診断具を使用してみた。試験に用いた木材の例を写真に示す。測定に際して,健全と思われる部分の早材と腐朽が疑われる部分箇所に診断具の針を刺して,測定値の平均を調べた。写真の場合,健全と思われる部分に対して,バネ弱の診断具の場合,測定値はとなり,バネ強の場合, であった。一方,変色して腐朽が疑われる部分については,バネ弱で,バネ強でであった。この結果および測定値のバラツキから判断すると,バネ弱の診断具よりバネ強の診断具の方が腐朽の検出には優れていると思われる。写真の場合,健全と思われる部分の測定値はバネ弱で,バネ強でであった。腐朽が疑われる部分では,バネ弱で,バネ強でであった。この結果は,測定値のバラツキを考えると, 部分の硬度が部分の硬度と大差なく,つまり部は腐朽していない可能性が大きいと判断できよう。( )写真診断具を適用した実際に腐朽している木材健全と思われる部分変色しており腐朽が疑われる部分写真診断具を適用した実際に腐朽している木材変色しており腐朽が疑われる部分健全と思われる部分写真の場合,健全と思われる部分の測定値は写真診断具を適用した実際に腐朽している木材健全と思われる部分, 変色しており腐朽が疑われる部分???????????????????????????????????? ???? ???? ???? ???? ??????????????????????????????????図バネ強診断具による腐朽が進んだスギ材の測定