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しろありNo.156

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概要

しろありNo.156

( 17 )新しい分子マーカーのデザインが可能になるものと期待される。4. 大学院生募集中! 私たちの研究室は,大学院理工学研究科海洋環境学専攻(博士後期課程)および海洋自然科学専攻(博士前期課程。いずれも熱帯生物科学講座)に属している。いつでも学生募集中なので,ぜひ,沖縄の恵まれた亜熱帯環境を活かしたシロアリの研究を推進してみたいという進学希望者はメール(tokuda@comb.u-ryukyu.ac.jp)などで相談してほしい。本当は卒研生にも来て欲しいのだけど公的な受付窓口はないので,もし希望をしてくれる方がいらっしゃったら,まずは直属の先生に相談して,そのあと私に個人的に相談してみてほしい。もちろん,学振などでポスドクに来たいという相談も大歓迎である。5. 国際シンポジウム 実は今年10月6日?~7日?に,琉球大学でシロアリ消化系に関するミニ国際シンポジウムを企画している。海外からは,David Bignell さん,NathanLo さん,Andreas Brune さんを招待して開催する運びである。ぜひ,読者の中でも興味がある方がいらっしゃったら,参加していただけると嬉しい。本シンポジウムについては内容紹介と参加申し込みを兼ねたホームページを開設する予定であるが,少々準備が遅れているのでもしご質問等がある方は前述のメールアドレスまでご一報願いたい。6. おわりに 本稿では簡単に琉球大学におけるシロアリ研究の歴史と私たちの研究室で行われている最近の研究を概説した。私たちは,今後とも琉球大学の特性を生かしたシロアリ研究を進めていければと考えていると同時に,志を同じくする仲間がもっと増えてくれ図5 イエシロアリのミトコンドリアゲノム。図は沖縄島および宮古島のイエシロアリから決定されたミトコンドリアゲノムの遺伝子配置を示している。西表島のイエシロアリのミトコンドリアゲノムは16,324bp であるが,遺伝子の並び方は全く同じであった。一文字記号はtRNA遺伝子の位置で,対応するアミノ酸を示す。詳しい配列情報が必要な方は,アクセス番号AB626145(沖縄島サンプル),AB626146(宮古島サンプル),AB626147(西表島サンプル)を利用してGenBank やDDBJ データベースを検索願いたい。