ブックタイトルしろありNo.157

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しろありNo.157

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概要

しろありNo.157

( 24 ) 沖縄県においてはコーキングを食害し建物内に侵入していくケースが多い(写真8)。 イエシロアリの駆除対策は入念に対処しなければ木部はほとんど食い尽くされ,玄関かまち(写真9),トイレ・風呂場・水周り周辺のドア枠,木部でできたカーテンボックス等,天井,押入れ,衣類,家具,生活用品も全て食害し甚大な被害になる。 そのような白蟻の被害にあった建物は改築,あるいは新築を余儀なくされ費用もかかるため家主にとっては大きな負担となる。 シロアリの被害によって失うものも多いので,定期的に白蟻の点検をすることが望ましい。 またイエシロアリのコロニーが大きくなった時は食害も進みコロニーに生息している何十万の白蟻の中から巣立つ数は数千頭以上の飛行隊となり出会いを求め巣から飛び出していく。 食害痕や脱出口を見てその数が推測される。 あるホテルの4階の部屋では,イエシロアリが天井に円すい形の巣を作り室内フロアのジュータンが食害されていてベランダの水分を利用して侵入し食害に及んでいる(写真10~12)。写真7 店舗床下のシロアリの被害写真8 イエシロアリのコーキングの食害状況写真9 玄関かまち部分のイエシロアリの被害写真10 天井のイエシロアリの食害状況写真12 イエシロアリによるジュータンの被害写真11 天井にできたイエシロアリの巣